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The Document Foundation、無償の統合オフィス環境「LibreOffice 4」のベータ版
「Writer」で選択テキストに対してコメントを付加可能になるなど多くの機能が追加
(2012/12/10 18:16)
The Document Foundationは7日、「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」の次期バージョンのベータ版となる「LOdev」v4.0.0.0.beta1公開した。最新ベータ版では、ワープロソフト「Writer」を中心に多くの機能が追加されている。
たとえば「Writer」には、選択テキストに対してコメントを付加する機能が追加されたほか、表紙にすることを考慮してページスタイルを変更せずに最初のページだけ異なるヘッダー・フッターを利用できるようになった。また、「Microsoft Word」の“インク”機能で注釈が手書きされたDOCX文書などのインポートに対応するといった変更が施されている。
「Calc」ではXMLファイルから必要なデータだけを取り込める“XML Source”ダイアログが追加された。また、本ソフトで作成した文書に含まれる“データバー”や“カラースケール”を「Microsoft Excel」へエクスポートできるようになったほか、扱えるODFファイルの制限が2GBから4GBへ拡張された。
プレゼンテーションソフト「Impress」では、サイドバーの状態が保持されるようになったほか、画像をWindows既定の外部ソフトで開いて編集できる“外部ツールでの編集”機能も追加された。“外部ツールでの編集”機能は、作図ソフト「Draw」にも追加されている。
全般に対する変更としては、スタイル選択プルダウンリストの項目でスタイルをプレビューできるようになったほか、「Microsoft Publisher」で作成した文書を開けるようになった。また、「Microsoft Visio」との互換性が向上し、全バージョンの「Microsoft Visio」で作成した文書ファイルに対応している。
本ソフトは、Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。現在The Document FoundationのWebサイトからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice」
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors and/or their affiliates
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0.0.0.beta1(12/12/07)