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Opera、“Chromium”ベースの新しい「Opera」のリリースサイクルを明らかに

「Opera Developer」「Opera Next」「Opera」の3つの“Update stream”を設ける

 ノルウェーのOpera Software ASAは29日(現地時間)、デスクトップ向け「Opera」に関する情報を掲載する公式ブログ“Opera Desktop Team”で、新しい“Chromium”ベースの「Opera」のリリースサイクルを明らかにした。

デスクトップ向け「Opera」には以下の3つの“Update stream”が設けられる

 それによると、デスクトップ向け「Opera」には以下の3つの“Update stream”が設けられるという。

  • 「Opera Developer」:新規機能を盛り込んだ、もっとも不安定なバージョン
  • 「Opera Next」:次の正式リリースに向けて、主に安定性に関わる修正を行うバージョン
  • 「Opera」(安定版):すべての人にお勧めできるもっとも安定したバージョン

 これは、それぞれ「Google Chrome」における“Dev”“Beta”“Stable”の各リリースチャンネルに相当するものと言ってよいだろう。

 現在公開されている“Chromium”ベースの「Opera」は「Opera Next 15」で、これが「Opera 15」として正式リリースされるのとほぼ同時に、「Opera Next 16」が公開される(おそらく「Opera Developer 17」も公開されると思われる)。メジャーバージョンのリリース間隔も、これまでより短縮されるという。

 また、将来のバージョンではより多くの機能が搭載されることも明らかにされている。

 たとえば、テーマや位置情報、より高機能なタブ関連機能のサポートが検討されており、なかにはすでに搭載されているものもあるという(安定性の問題で初期設定では無効化)。既存ユーザーによる支持がとくに厚かったカスタマイズ機能についても、今後拡充させていくとのこと。また、Web開発者向けツール「Dragonfly」の開発継続も表明されており、「Opera」がほかのブラウザーのクローンに成り下がってしまうのではないかといった懸念を抱くには及ばないとしている。

(柳 英俊)