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Opera、コードサイニング証明書を新しくした「Opera」v12.16を公開

“Presto”エンジンを搭載した旧バージョン「Opera 12」系統のマイナーアップデート

「Opera」v12.16

 ノルウェーのOpera Software ASAは4日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」v12.16を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Opera」v12.16は、“Presto”エンジンを搭載した旧バージョン「Opera 12」系統のマイナーアップデート。同社は先月、社内ネットワークが攻撃を受け、期限切れの古いコードサイニング証明書が盗まれた。本バージョンはその対策として、新しい証明書によりサインされている。なお、ルートストアは幸い攻撃の影響を受けておらず、HTTPS接続へのアクセスに利用される証明書に変更はないとのこと。

 “Chromium”ベースの新バージョン「Opera 15」が機能不足であるため、「Opera 12」の提供は当面継続される見込み。ただし、セキュリティアップデートの焦点は「Opera 15」へ移るほか、「Opera 15」ではプロセス単位のサンドボックス機能をはじめとするセキュリティ機能の恩恵が受けられるため、なるべく早期の移行をお勧めする。

ソフトウェア情報

「Opera」
【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows XP以降など(64bit版を含む、編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.16(13/07/04)

(柳 英俊)