ニュース
「Ruby」環境のセットアップツール「Rumix」の次期バージョン「Rumix 2」がベータ公開
最新の“mingw”版「Ruby」がインストール可能。「NYAOS」や専用ランチャーも搭載
(2013/10/7 16:51)
スクリプト言語「Ruby」のセットアップツール「Rumix」の次期バージョン「Rumix 2」が6日、ベータ版として公開された。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロード可能。
「Rumix」は、スクリプト言語「Ruby」をWindows環境へ導入するためのツール。ウィザードに従って手順を進めていくだけで、初心者でも簡単に「Ruby」環境をセットアップすることができる。
「Rumix 2」では従来の“mswin32”版(「Visual C++」でコンパイルされたバージョン)「Ruby」に代わり、「RubyInstaller for Windows」でも利用されている“mingw”版(「gcc」でコンパイルされたバージョン)を新たに採用。バージョンも最新のv2.0.0へと更新された。また、同梱されているツールの構成も大幅に刷新。「VisualuRuby」や「exerb」が削除された一方で、コンパイルの必要な「RubyGems」のインストールに必要な「DevKit」などが追加されている。
さらに、本バージョンからは簡易ランチャー「Rumix ランチャー」が搭載され、ターミナルやリファレンスが手軽に起動できるようになった。ターミナルには「コマンドプロンプト」よりも強力な「NYAOS」や「ckw-mod」などが利用可能で、セットアップの際に選択できる。
「Rumix 2」のパッケージは大きく分けてインストーラー付きの通常版「Rumix 2」、USBメモリなどに入れて持ち運べるポータブルな「USB Rumix 2」、バージョン切り替えツール「pik」などを含んだパワーユーザー向け「Rumix 2 Triple」の計3種類がラインナップされている。また、そのほかにも旧バージョンの「Ruby」を同梱したパッケージや、「USB Rumix 2」の軽量版などの派生版も用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Rumix」
- 【著作権者】
- Dice 氏
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2 β1(13/10/06)