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通知機能を搭載したスパイウェア対策ソフト「Spybot - Search & Destroy 2.3」が公開

メール送信やWeb APIへのアクセスに加え、「Boxcar」「Growl」にも対応

「Spybot - Search & Destroy」v2.3.39.0

 アイルランドのSafer-Networking Ltd.は4月28日(現地時間)、定番スパイウェア対策ソフト「Spybot - Search & Destroy」の最新版v2.3.39.0を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。

 半年ぶりの正式アップデートとなる本バージョンでは、進化するマルウェア技術に対応した新しい検出手法が追加された。これにより、スパイウェア・ルートキット・ウイルスに対する防御力が向上している。さらに、スキャンとクリーニング機能も改善。操作が簡略化されたことにより利便性が向上した。

通知機能が搭載

 また、通知機能が搭載されたのも大きな変更点。設定ダイアログの[Notification]タブで、「Spybot」がタスクを終了した際にメールを送信したり、Web APIへアクセスするといったアクションをセットアップすることができる。iOS端末向けのプッシュ通知アプリ「Boxcar」や、デスクトップ通知ソフト「Growl」にも対応しており、長時間かかるタスクの終了をPCの前で待つ必要がなくなった。

 「Spybot - Search & Destroy」は、システムがマルウェアの攻撃を受けるのを防止するため、すでに危険であると判明しているサイトをブロックするなどといった事前策(Immunization)を講じるタイプのセキュリティソフト。Windows XP以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、私的目的に限り無償で利用可能。

 なお、商用・団体による利用の場合は業務用ライセンスを購入する必要がある。自動化機能やアンチウイルス機能を追加した“Home”(9.99ユーロ)や、システム復元ツールを搭載した“Professional”(19.99ユーロ)といったホーム用途向けの上位エディションも用意されている。

ソフトウェア情報

「Spybot - Search & Destory」
【著作権者】
Safer-Networking Ltd.
【対応OS】
Windows XP以降
【ソフト種別】
フリーソフト(私的利用のみ、寄付歓迎)
【バージョン】
2.3.39.0(14/04/28)

(柳 英俊)