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“PowerShell”の学習支援ツール「Script Browser & Script Analyzer」v1.2が公開

単体動作するデスクトップツールが追加、アドオンの有効化・無効化の切り替えにも対応

「Script Browser & Script Analyzer」v1.2

 米Microsoft Corporationは9日(現地時間)、「Script Browser & Script Analyzer」v1.2を公開した。本ソフトは、“PowerShell”のサンプルスクリプトを閲覧したり、スクリプトの改善のために問題点の分析を行う「Windows PowerShell ISE」のアドオン「Script Browser for Windows PowerShell ISE」の後継版となっている。

 本バージョンでは「Windows PowerShell ISE」アドオンに加え、単体動作するデスクトップツールが追加された。これを利用すれば、わざわざ「Windows PowerShell ISE」を起動せずともサンプルスクリプトの検索とダウンロードが可能。このデスクトップツールは“Start-ScriptBrowserDesktop”コマンドレットで「Windows PowerShell」から起動することもできる。

 さらに、「Windows PowerShell ISE」の起動時にアドオンを読み込まないようにするオプションが追加された。インストールウィザードで“Allow the installer to update Windows PowerShell ISE profile”オプションを無効化すると、「Windows PowerShell ISE」の起動時にブラウザーとアナライザーが自動で読み込まれなくなる。セットアップ後も、コマンドレット(Enable-ScriptBrowser、Enable-ScriptAnalyzer、Disable-ScriptBrowser、Disable-ScriptAnalyzer)でブラウザーとアナライザーの有効・無効を切り替えることができる。

単体動作するデスクトップツールが追加
コマンドレットでブラウザーとアナライザーの有効・無効が切り替え可能に
v1.1では分析に適用するルールがユーザー側で選択できるように

 そのほかにも、スクリプトアナライザーのルールが大幅に改善され、動作速度が向上したほか、これまでのバージョンで寄せられた不具合の修正も施されている。1つ前のバージョンとなるv1.1で、分析に適用するルールがユーザー側で選択できるように改善されたこともあいまって、アナライザーもかなり実用的になってきたと言えるだろう。

 「Script Browser & Script Analyzer」はWindows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Script Browser & Script Analyzer」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2(14/05/09)

(柳 英俊)