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エムソフト、「EmEditor」公式サイトへの不正アクセスについて最終報告を発表

具体的な被害はなし

 (株)エムソフトは3日(米国時間)、8月18日から19日にかけて発生した「EmEditor」公式サイトの不正な改ざんに関して、社団法人JPCERTコーディネーションセンター(以下、JPCERT/CC)による最終報告を発表した。

 報告によると、改ざんされたファイルへアクセス可能だった時間帯にあったアクセスは2件。2件のアクセス元へJPCERT/CCを通じて連絡を取ったところマルウェアに感染した事実はなかったとのこと。なお、不正侵入の原因については特定できなかったという。

 今後は、公式サイトの不正アクセス対策を徹底・強化するとともに、フォーラムを他のWebサービスもしくはメーリングリストへ移行することを検討中。また、現在停止中となっている「EmEditor」の自動更新機能は、デジタル署名がない場合はインストールをブロックする機能を追加して復活させる予定とのこと。

(長谷川 正太郎)