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右クリックメニューを強化した多機能Webブラウザー「Kinza」v1.9
選択テキストを右クリックメニューから既定以外の検索エンジンで検索可能になるなど
(2015/2/27 14:18)
Dayz(株)は27日、「Chromium」ベースのWebブラウザー「Kinza」の最新版v1.9.0を公開した。Windows Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社の公式サイトからダウンロードできる。
「Kinza」は、オープンソースの「Chromium」をベースに開発されたWebブラウザー。RSSの取り扱いやタブ操作に独自の拡張を施しているほか、Webページ上で選択したテキストをドラッグ&ドロップするだけでWeb検索を行える“スーパードラッグ”や、マウスジェスチャーなど豊富な機能を備えるのが特長。
v1.9.0では、Webページ上でテキストを選択、テキストの上で右クリックメニューを表示した際に、既定の検索エンジン以外からも選択されたテキストを検索できるようになった。これにより、Dayzの提供する“Fooooo”や“Google”“Bing”“Yahoo! JAPAN”のうち、どれでも右クリックメニューから検索を行える。
また、Webページ上での右クリックメニューに、閲覧中のWebページをブックマークする[ページをブックマークに追加]項目が追加された。さらに、リンク上での右クリックメニューには、リンク先のWebページをブックマークする[リンクをブックマークに追加]項目が追加された。
そのほか、タブの右クリックメニューに[左側のタブを閉じる]項目が追加された。また、ベースとなる「Chromium」がv40.0.2214.115へアップデートされるなどの変更が加えられている。
なお27日現在、シマンテック製のセキュリティソフト“ノートン”シリーズを使用している環境で本ソフトをインストールすると、インストール中に“Suspicious.AD”を検知してインストールが中断されることを編集部で確認した。
ただし、「カスペルスキー インターネット セキュリティ」や「ESET Smart Security」がインストールされた環境では何も検知されないことと、“Suspicious.AD”はマルウェアと断定していることを示すものではないため誤検知の可能性が高い。編集部ではシマンテックに問い合わせているが、不安な場合はインストールを控えたほうがよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Kinza」
- 【著作権者】
- Dayz(株)
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.9.0(15/02/27)