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Mozilla、「Firefox 37」のベータ版を公開

評価システム“Heartbeat”を追加。“Media Source Extensions”APIの一部を実装

「Firefox」v37.0beta

 Mozillaは2月27日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョン「Firefox 37」のベータ版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

 「Firefox 37」では証明書関連にいくつかの新しい機能が追加されたほか、「Firefox」を5段階で評価するレーティングシステム“Heartbeat”が搭載される。これはベータ版ユーザーからフィードバックを受けるための機能で、毎日ランダムでレーティング画面が表示され、ユーザーが簡単に「Firefox」を評価できるようになる。

 そのほかにも、開発者向けの機能やHTML5への対応が拡充された。とくに注目したいのは、“Media Source Extensions(MSE)”APIの一部が実装されたこと。これにより“YouTube”のHTML5プレイヤーで“MPEG-DASH”メディアのストリーミング再生が可能となる。

「Firefox 36」
「Firefox 37」

 なお、「Firefox 37」の正式版公開は通常のリリースサイクルより1週間繰り上げられているので注意。これは年末のリリースとホリデーシーズンが重なることを避けるためで、リリース予定日は3月31日となっている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向けベータ版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
37.0beta(15/02/27)

(樽井 秀人)