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統合開発環境「Eclipse 4.5 Mars」、「Docker」や「Java 9」早期プレビューに対応
Googleの「Android Development Tools」プラグインは年内で開発およびサポートが終了
(2015/6/29 14:26)
加Eclipse Foundation, Inc.は24日(現地時間)、統合開発環境「Eclipse」の新しい年次リリース「Eclipse 4.5」(コードネーム:Mars)を公開した。現在、“Eclipse.org”から無償でダウンロードできる。
「Eclipse」は、Javaで開発されたオープンソースの統合開発環境。プラグインで機能を拡張することが可能で、組み込みデバイス向けのソフトからWeb開発に至るまでの幅広い用途に利用されている。
今回公開された「Eclipse 4.5 Mars」は、複数のプロジェクトが足並みをそろえてリリースを行うようになってから10回目となる記念すべきリリース。「Docker」のコンテナやイメージをビルド・管理するためのツールがLinuxツールに追加されたほか、ビルドツール「Gradle」が「Eclipse IDE」でメインのツールとしてサポートされた。また、コンパイラーも改善。特にジェネリクスを多用したコードの性能が大きく向上した。
そのほかにも、「Eclipse」の品質を向上させるためのエラー自動報告機能など、多数の機能改善が盛り込まれた。さらに早期リリース版の「Java 9」がサポートされ、“Eclipse Marketplace”から入手できるようになっている。
なお、GoogleがAndroidアプリの開発のため「Eclipse」向けに提供していた「Android Development Tools(ADT)」プラグインは、年内で開発およびサポートの終了が予定されているので注意。同社が開発している「Android Studio」や、「Andmore」プラグインへの移行が推奨されている。
ソフトウェア情報
- 「Eclipse」
- 【著作権者】
- Eclipse contributors and others
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.5(15/06/24)