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統合開発環境「Eclipse IDE 2019-06」が公開 ~四半期ごとのリリースに移行して1周年
「Java 12」がビルトインサポート
2019年6月25日 06:45
加Eclipse Foundationは6月19日(現地時間)、統合開発環境「Eclipse IDE」の最新版「Eclipse IDE 2019-06(4.12)」をリリースした。現在、“eclipse.org”から無償でダウンロード可能。
「Eclipse」は、Javaで開発されたオープンソースの統合開発環境。プラグインで機能を拡張することが可能で、組み込みデバイス向けのソフトからWeb開発に至るまでの幅広い用途に利用されている。
なお、「Eclipse」の年次リリースには毎回リリースネームが付けられていたが、2018年6月にリリースされた「Eclipse Photon(4.8)」を最後にこれは廃止され、「Eclipse IDE (年)-(月)」という命名規則で四半期に1度(1年間に4回)リリースされるようになった。今回発表された「Eclipse IDE 2019-06」は、新しいリリースサイクルを採用してちょうど1年目のリリースとなる。
「Eclipse IDE 2019-06」では「Java 12」がビルトインサポートされ、拡張された“switch”をはじめとするプレビュー機能が利用できるようになった。Javaエディターも強化され、メソッドのパラメーターや参照の数をコードマイニング(ソースコードへ薄く埋め込み表示すること)できるようになった。
さらに、プラットフォームの改善として“eclipse”コマンドの引数に渡すことでプロジェクトをインポートする機能を追加。クイックアクセス([Ctrl]+[3]キー)から直接、ワークスペースで実行可能な構成でのプロジェクトの実行やデバッグが行えるようになった。また、メニューアイコンがアップデートされ、4Kなどの高DPI環境でより鮮明に表示されるようになったほか、Macの“ダーク モード”対応が改善されている。
ソフトウェア情報
- 「Eclipse IDE」
- 【著作権者】
- Eclipse contributors and others
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.12(19/06/19)