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Microsoft、「GitHub Copilot for Eclipse」をパブリックプレビュー

統合開発環境「Eclipse」でも「GitHub Copilot」のAIコーディング支援を享受

Microsoft、「GitHub Copilot for Eclipse」をパブリックプレビュー

 米Microsoftは2月12日(現地時間)、「GitHub Copilot for Eclipse」のパブリックプレビューを発表した。このプラグインをインストールすれば、統合開発環境「Eclipse」でも「GitHub Copilot」のAIコーディング支援をうけられるようになる。無償での利用も可能だ。

 「GitHub Copilot」はすでに「Visual Studio Code」、「Visual Studio」、「Xcode」、「Android Studio」を含むJetBrains製IDE、「Neovim」、「Azure Data Studio」などで採用されているが、「Eclipse」をサポートしたのは今回が初めて。「Eclipse」はエンタープライズアプリケーション、組み込みシステム、Web開発、アカデミックプロジェクトなどで広く用いられており、こうした分野にもAIコーディング支援がもたらされることになる。

 「GitHub Copilot for Eclipse」プラグインをインストールすると、ステータスバー右端に専用のアイコンが現れる。このアイコンからは、「GitHub Copilot」設定画面へのアクセスなどが可能。コーディング中は、以下のキーボードショートカットでコード補完を制御できる(Windows環境の場合)。

  • [Tab]キー:提案されたコードを受け入れる
  • [ESC]キー:提案されたコードを破棄
  • [Ctrl]+[Alt]+[/]キー:「Copilot」を手動でトリガー
  • [Ctrl]+[→]キー:提案されたコードを単語単位で承認

 また、設定画面ではオートコンプリートの挙動、プロキシの設定、「GitHub Enterprise」認証エンドポイントの割り当てなどが行える。

 ちなみに、「GitHub Copilot」は「GitHub」アカウントを登録するだけで利用可能。有償プランを契約しなくても、月間2,000件のコード入力補完、月間50件のチャットリクエストなどにアクセスできる。クレジットカードの登録も不要だ。