「Vivaldi」Technical Preview 4が公開、カスタマイズオプションの充実が図られる

「Vivaldi」Technical Preview 4

　ノルウェーのVivaldi Technologies ASは16日（現地時間）、Webブラウザー「Vivaldi」Technical Preview 4を公開した。64bit版を含むWindows/Mac/Linuxに対応しており、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

　本バージョンでは数百もの改良が加えられたが、なかでも充実を見せているのは豊富なカスタマイズオプションだ。「Vivaldi」Technical Preview 4ではオプションダイアログが拡充され、わずか数クリックで1億5,500万通り以上ものカスタマイズが可能となっている。これは“疑わしきはオプションに（ユーザーがカスタマイズしたいと思っているかもしれない機能はすべてオプションとして実装する）”という「Vivaldi」のポリシーに従ったものであると同社のCEOであるJon von Tetzchner氏は述べている。「Vivaldi」ではタブを上下左右、好みの場所へ配置可能で、ブックマークバーやアドレスバーの配置も上部と下部が選択できる。

　Technical Preview 3以降に加えられたのは、スタート画面の背景色・背景画像を変更するオプションや、ユーザーインターフェイスの表示倍率といったオプションだ。また、検索エンジンを管理する画面が追加されたほか、マウスジェスチャーで利用できるコマンドも増えており、ジェスチャーを視覚的に確認できる画面が搭載されている。

カスタマイズオプションが大幅に拡充。ユーザーインターフェイスの表示倍率などが変更可能に

検索エンジンを管理

ジェスチャーを視覚的に確認

キーボードショートカットのチートシート

　そのほかにも、キーボードショートカットのチートシートが追加された。「Vivaldi」はキーボード操作のみでも快適に利用できるように設計されているが、慣れないうちはショートカットキーのキーコンビネーションが思い出せないことも少なくないだろう。そんなときは［Ctrl］＋［F1］キーを押せば、ショートカットキーの一覧をすばやく参照できる。

　また、本バージョンでは「Google Chrome」の拡張機能が利用できることも正式に案内されている。あくまでも開発途上の試験的な機能だが、“Chrome ウェブストア”からそのまま「Google Chrome」の拡張機能をインストールして利用することが可能だ。

「Google Chrome」の拡張機能を利用。“Chrome ウェブストア”からそのままインストールできる