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新しいロゴを採用。第2世代“Opera Turbo”を搭載した「Opera 33」が正式版に
「Opera」開発チームの貢献によりメモリ使用量が削減された最新の“Blink”も
(2015/10/28 12:56)
ノルウェーのOpera Software ASAは27日(日本時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera 33」を正式公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。
「Opera 33」では、新しい「Opera」のブランドロゴが利用された。このブランドロゴはすでにWindows Phone版「Opera Mini」にも導入されており、その他のプラットフォームへも順次展開していくという。
また、リリースチャンネルごとのロゴも変更されている。たとえば、もっとも初期段階の“developer”版ではワイヤーフレームで描かれた白黒のロゴになっているが、“beta”版では外枠が「Opera」のブランドカラーである赤色で半分塗られ、正式版では完全なブランドロゴとなる。「Opera」が正式版に向けて完成へ近づいているさまが表現されているのが面白い。
そのほかにも、レンダリングエンジンが「Google Chrome 46」相当の“Blink”へとアップデートされた。同社によると、“Blink”には「Opera」開発チームの貢献も含まれているとのこと。「Opera」は独自エンジン“Presto”の時代から非力な組み込み系端末への搭載例が多く、そこで培った経験が“Blink”のメモリ使用量削減などに活かされているようだ。
また、本バージョンでは第2世代の“Opera Turbo”を搭載。“Opera Turbo”は同社の中継サーバーを経由してデータを圧縮・転送することにより、低速ネットワークでのレスポンスを改善する機能で、第2世代ではWebサイトの互換性やビデオを視聴する際のパフォーマンスが向上しているようだ。
ソフトウェア情報
- 「Opera」Windows 版
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- Windows XPから10(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 33.0.1990.43(15/10/27)