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接続経路を匿名化する“Tor”を組み込んだIMソフト「Tor Messenger」のベータ版が公開
「Instantbird」がベースのクロスプラットフォーム対応メッセンジャー
(2015/10/30 15:06)
英The Tor Project, Incは29日(現地時間)、接続経路の匿名化を実現する技術“Tor”が組み込まれたインスタントメッセンジャー「Tor Messenger」をベータ版として公開した。現在、“Tor Project”のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Tor Messenger」は、クロスプラットフォーム対応のチャットアプリ。「Firefox」や「Thunderbird」などと同じ“XUL”を用いたインスタントメッセンジャー「Instantbird」がベースとなっており、Windows/Mac/Linuxで利用が可能。ユーザーインターフェイスや使い方も「Instantbird」とほぼ同じだ。
最大の特徴は、すべての通信が“Tor”を介して行われること。これにより、どこから接続しているのかを秘匿し、プライバシーを保護することが可能。また、通信のプライバシーを確保する“Off-the-Record Messaging(OTR:オフレコメッセージ)”が標準で有効化されているのも特徴と言える。
なお、Windows版には一部の環境で動作しない不具合があるようだ。編集部では64bit版Windows 8.1で動作を確認している。
ソフトウェア情報
- 「Tor Messenger」
- 【著作権者】
- The Tor Project, Inc
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta(15/10/29)