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TwitterのDMを介したオフレコ会話に対応した「Tor Messenger」v0.1.0b5
一方、Facebookサポートは削除
(2016/3/10 16:19)
英The Tor Project, Incは9日(現地時間)、接続経路の匿名化を実現する技術“Tor”が組み込まれたインスタントメッセンジャー「Tor Messenger」の最新ベータ版v0.1.0b5を公開した。現在、“Tor Project”のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Tor Messenger」は、クロスプラットフォーム対応のチャットアプリ。インスタントメッセンジャー「Instantbird」がベースとなっており、Windows/Mac/Linuxで利用できる。最大の特徴は、“Tor”を介した“Off-the-Record Messaging(OTR:オフレコメッセージ)”のやり取りが可能なこと。どこから接続しているのかを秘匿することで、プライバシーを保護できる。
今回のアップデートでは、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)でOTR会話が行えるようになった。ただし、双方が「Tor Messenger」、もしくはTwitterのDMとOTRをサポートするクライアントを利用している必要がある。
なお、本バージョンではFacebookサポートが削除された。「Tor Messenger」ではFacebook接続にXMPPプロトコルを利用しているが、FacebookはすでにXMPPプロトコルの利用を推奨しておらず、正常に機能しないという。将来的に新しいMQTTプロトコルがサポートされれば、Facebookサポートを復活させるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Tor Messenger」
- 【著作権者】
- The Tor Project, Inc
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.1.0b5(16/03/09)