レビュー
フォルダーの右クリックメニューにファイルの置換コマンドを追加「ContextReplace」
名前と内容をサブフォルダーも含めて一括置換。正規表現を利用することも可能
2016年10月5日 15:20
「ContextReplace」は、フォルダーの右クリックメニューに置換コマンドを追加するツール。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要(3.5でも動作可能)。
フォルダー内にあるファイルの名前や内容を一括で置換したい場合に便利なツール。日本語の扱いに問題があるようで、内容の置換にはあまり向いていないが、ファイル名であれば日本語が含まれていても問題ない。正規表現にも対応しているので、多少複雑な条件にもこれ1つで対応できそうだ。
「ContextReplace」を利用して置換を行うには、まずフォルダーの右クリックメニューから[Replace]コマンドを選択しよう。すると置換ダイアログが現れるので、検索する文字列と置換後の文字列を入力し、各種パラメーターを設定する。たとえば、サブフォルダーも含める場合は[Include subfolders]オプションを、正規表現を利用する場合は[Regular expression]オプションをONにすればよい。隠しファイルやシステムファイルをスキップするオプションも用意されている。
設定が完了したら、[Replace]ボタンを押そう。すると置換処理が実行され、ステータスバーに結果が表示される。“Files”は内容が検索キーワードにマッチするファイルの数、“Names”は名前が検索キーワードにマッチするファイルの数、“Errors”はエラーの発生件数を示している。
なお、検索する文字列が適切に設定されているかを置換処理を行う前にチェックしたい場合は、[Replace in file names(ファイル名を置換)]オプションと[Replace in contents(内容を置換)]オプションの両方をOFFにしよう。[Replace]ボタンが[Test]ボタンに変わり、検索処理だけを実行できるようになる。
ソフトウェア情報
- 「ContextReplace」
- 【著作権者】
- ystr 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.2.1