REVIEW（11/09/20）

　「Google Chrome to Phone 拡張機能」は、「Google Chrome」で閲覧しているWebページのURLなどをワンクリックでAndroid端末へ送信できるGoogle製の拡張機能。「Google Chrome」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Google Chrome」v13.0.782.220で動作を確認した。ライブラリサイト“Chrome ウェブストア”からダウンロードできる。

　利用するには、本拡張機能を「Google Chrome」へインストールするとともに、Android端末にもGoogle製の専用アプリ「Google Chrome to Phone」をインストールしておく必要がある。本拡張機能とAndroid端末上のアプリは、双方に同じGoogleアカウントを入力して紐付ける仕組み。

　アプリのインストールやアカウントの入力といった準備が整ったら、「Google Chrome」のツールバーに追加されたスマートフォンの形のボタンをクリックしてみよう。「Google Chrome」で閲覧中しているWebページのURLがプッシュ送信され、即座にAndroid端末のWebブラウザーで閲覧できる。インストールしたいアプリの紹介ページや、壁紙にしたい画像があるページなど、PCで見つけたWebページをAndroid端末でも見たいときに便利。

　また“Google マップ”や“YouTube”のURLを送信した場合は、Android端末上でそれぞれ専用のアプリが開き、地図や動画を表示できる。さらに、「Google Chrome」でWebページ上の電話番号を選択してボタンをクリックすれば、Android端末ですぐにその番号へ電話をかけられるほか、テキストを選択してボタンをクリックした場合は、Android端末のクリップボードへテキストがコピーされる。

　Android端末上の「Google Chrome to Phone」では、送信したURLを自動で開くか、メッセージをAndroid端末の通知領域に表示し、あとで手動で開くかを設定可能。また、送信履歴を表示して再度URLを開くといった操作も行える。

　また、「Google Chrome to Phone 拡張機能」と同等の機能をもち、Android向けアプリ「Google Chrome to Phone」と連携可能な「Firefox」向けの拡張機能「FoxToPhone」や、「Opera」向けの拡張機能「Opera to Phone」も別作者により公開されている。「Firefox」や「Opera」のユーザーはこちらを利用するとよいだろう。