REVIEW（12/07/31）

　「TreeToDo」は、タスクをツリーでグループ分けできる多機能ToDo管理ソフト。Windows XP/Vsita/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

　メールを使ってタスクを登録する機能や定期的にタスクを自動追加する機能、あらかじめ登録した複数のタスクを一括追加する機能などを備えているのが特長。また、ツリーに加えてリスト型でタスクを表示することもできる。タスクには期限やメモを設定可能で、指定した期限が迫るとタスクトレイアイコンから吹き出しを表示できるほか、期限が過ぎると画面が点滅して注意喚起可能。

　タスクやグループの追加は右クリックメニューから行え、タスクの内容は過去に入力したものをプルダウンメニューから再利用することもできる。また、タスクトレイアイコンから吹き出しを表示するタイミングを分・時間・日単位で指定できるほか、そのタイミングまでツリーにタスクを表示しないようにすることも可能。

　タスク項目の右クリックメニューから［ToDoの完了］項目を選ぶと、“完了”ダイアログが現れ、［完了］ボタンを押すとタスクが画面上から消える。また、“完了”ダイアログでは、タスク完了に伴うメモを付加したり、期限を変えて再び同じタスクを追加するといった操作が可能。完了したタスクは［メニュー］ボタンのメニューから“完了リスト”ダイアログを表示することで確認できる。

　メールによるタスク追加を行うには［メニュー］ボタンから表示されるメニューから“環境設定”ダイアログを開き、［メール］タブでPOP3の受信設定を行えばよい。また、タスク登録用のメールを判別するためのタイトル文字列を設定できるほか、メールによるタスク登録を受け付ける送信元メールアドレスを複数指定することも可能。さらに、SSLによる暗号化にも対応している。

　タスクの自動追加機能は、［メニュー］ボタンのメニューの［マスタ］サブメニューから表示できる“自動発生マスタ”ダイアログで設定する。タスクを自動追加するタイミングは、毎週の指定曜日や毎月・毎年の指定日のほか、毎月の第3金曜日といった指定なども可能。

　一括追加するタスクは、［メニュー］ボタンのメニューの［マスタ］サブメニューから表示できる“一括登録マスタ”ダイアログから登録する。一括登録するタスクには期限を登録した日から換算して“何日後”というように指定でき、複数のタスクを伴う一連の作業をすばやく追加できるのがうれしい。

　そのほか、指定したホットキーで本ソフトをアクティブにしたり、タスクの新規作成画面を表示する機能や、重要なタスクを赤色の太字で表示させる機能なども備える。