レビュー
スマフォでお馴染みのパターン入力式ロック機能をデスクトップで「Eusing Maze Lock」
一筆書きでロックを解除。マウスだけでなくキーボードでも利用可能
(2014/5/22 14:00)
「Eusing Maze Lock」は、デスクトップへパターン入力方式のロック画面を導入できるソフト。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、Android端末でお馴染みのパターン入力によるロック機能を実現することが可能。縦に3つ、横に3つ並んだ計9個のポイントを通る一筆書きをパターンとしてあらかじめ登録して画面をロックし、そのパターンを入力しない限りデスクトップが利用できないようにする。
注意してほしいのは、本ソフトが行うロックは“PCのロック”とは異なるということ。本ソフトが提供するのはあくまでも“デスクトップ環境のロック”機能で、ロック状態であっても[Windows]キーを押してスタート画面へアクセスし、Windows ストアアプリを利用することはできる。とはいえ、Windows 7以前の環境では“PCのロック”とほぼ同等に利用することはできるだろう。
利用するには、まず設定ダイアログの[Reset Pattern]タブでパターンを登録する。本ソフトでは3×3(9点)のパターンのほか、4×4(16点)や5×5(25点)のパターンも利用可能。作成したパターンはBMP形式の画像としてバックアップすることができる。
パターンの登録が済んだら、[Windows]+[A]キーを押してみよう。デスクトップがロックされ、パターンの入力画面が現れるはずだ。
本ソフトでは3つのパターン入力モードが用意されており、ロック画面右下のアイコンで切り替えることが可能。1つ目は、マウスでパターンを入力するモード。入力中のパターンが赤線でプレビューされる。2つ目もマウスでパターンを入力するが、こちらは入力中のパターンがプレビューされない。最後はキーボードでパターンを入力するモード。各ポイントにアルファベットが表示されるので、それを登録したパターンと同じ順序で入力すればよい。ロックが解除されると、切り替えのアニメーション効果とともにデスクトップが現れる。
そのほかにも、設定ダイアログにはさまざまなオプションが用意されている。たとえば、[Background]タブではロック画面に独自の壁紙を設定することが可能。“Using Transparent Background”オプションをオンにすると、壁紙は表示されず、ロック解除画面の先にデスクトップが透けて見えるようになる。また、[General]タブではデスクトップがロックされるまでの待機時間や、ロック画面を表示する時間、間違ったパターン入力を許容する回数などが指定できる。
ソフトウェア情報
- 「Eusing Maze Lock」
- 【著作権者】
- Eusing Software
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.1(14/04/21)