レビュー

“Gmail”で日時を指定してメールを送信できるようにするGoogle Chrome拡張「SndLatr」

リリースメールやリマインダーなどに活用できる。スニペット機能を備えるのも便利

「SndLatr Beta for Gmail」v0.1.1

 「SndLatr Beta for Gmail」は、“Gmail”で日時を指定してメールを送信できるようにする「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v35.0.1916.153で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 本拡張機能をインストールすると、“Gmail”のメールエディター下部に[Send later(あとで送る)]ボタンが追加される。このボタンを押すとポップアップが現れ、メールを送信する日時を指定できるようになる。日時の指定は“monday at 9 am(月曜の午前9時)”などのように英語のテキストで指定する仕組み。日本語の解釈には対応していないが、カレンダー形式の日付ピッカーが利用できるのでそれほど困ることはないだろう。

初回利用時に拡張機能による“Gmail”へのアクセスを許可する必要がある
[Send later]ボタンで日時を指定して送信
送信予定日時は英語テキストで指定。カレンダー形式の日付ピッカーで日付を指定することも可能

 送信待ちのメールは“下書き”フォルダに保存される。送信待ちのメールは、メールエディタの下端に送信予定日時がラベル表示されるほか、メール一覧画面で右端に“scheduled for 6/26/14 9:00 AM”などと記載されるので、一般の下書きメールと見分けることは難しくない。メールの送信をキャンセルしたい場合は、メールエディターのラベルにある“Cancel”リンクをクリックすればよい。

 本拡張機能の用途としては、指定した時刻にリリースメールを送るといったことが考えられるだろう。また、日時を指定して自分に送信することでリマインダーメールとして活用してもよい。本拡張機能で“メールは常に10分後に送信する”という運用にして、いざという時にメールの送信をキャンセルできるようにしておくといった使い方もアリかもしれない。

 そのほかにも、オマケとしてスニペット機能を備えるのが便利。よく利用する定型文を登録して、ボタンから簡単に利用することができる。

送信待ちのメールは“下書き”フォルダに保存される
オマケとしてスニペット機能も

ソフトウェア情報

「SndLatr Beta for Gmail」
【著作権者】
sndlatr.com
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.1(13/11/13)

(柳 英俊)