レビュー
レトロなRPGゲームに最適な丸ゴシック体「Uetenフォント」
濁点・半濁点を上中央寄りに配置、ドット文字時代の雰囲気を演出
(2014/8/25 15:33)
「Uetenフォント」は、濁点・半濁点をドット文字風に配置した日本語フォント。Windowsに対応するTrueTypeフォントで、作者のブログからダウンロードできる。商用時なども含めて、あらゆる条件で無償利用することが可能。
「M+ FONTS」を丸ゴシック化した「自家製 Rounded M+」の派生フォントに当たる作品であり、ひらがな、カタカナ、英数字、記号、JIS第一水準漢字のすべて、JIS第二水準漢字の一部を収録。その特徴は、濁点および半濁点が各文字の上、中央寄りに配置されていることだ。
ファミコンゲームなどで使用されていたドット文字では、濁点と半濁点が不自然に文字の上へ表示され、そのチープな印象を強調する結果になっていた。「Uetenフォント」はその点に注目し、濁点と半濁点の配置によってレトロな雰囲気を演出。また同時に、判読性の向上にもつながっている。
なお、IMEパッドなどを利用すれば、ア行やナ行といったすべての仮名文字に濁点と半濁点を打つことが可能であり、本フォントの特徴をさらに活かせるだろう。
ソフトウェア情報
- 「Uetenフォント」
- 【著作権者】
- M+ FONTS PROJECT、伊藤 ひろ 氏、MM 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2014.0227(14/05/02)