【第28回】
個性的な機能を多数搭載したWebブラウザー「NetFront Life Browser」
“斜めモード”“チェックマーク”“スクラップブック”などの機能を搭載
(10/11/24)
スマートフォン向けOS“Android”用アプリのライブラリサービス“Androidマーケット”(以下、“マーケット”)には、日々すばらしいアプリが次々と登場している。しかし現在のマーケットは人気アプリや定番アプリにたどり着くための仕組みが弱く、大量のアプリを前に途方にくれてしまう場面も多い。そこで『杜のAndroid研究室』では、さまざまなテーマに沿って窓の杜スタッフが厳選したアプリを紹介していく。今回は、15日に(株)ACCESSが公開したWebブラウザー「NetFront Life Browser」へ焦点を当て、その使い方と機能を紹介する。
個性的で便利な機能を多数搭載
「NetFront Life Browser」は、個性的で便利な機能を搭載したWebブラウザー。“斜めモード”“チェックマーク”“スクラップブック”など効率的に情報を得るための機能を多数搭載しているのが特長。なお、対応OSはAndroid 2.1/2.2となっており、Android 1.6では利用できないので注意。
“斜めモード”は、Android端末を斜めに傾けるとWebページを斜めに表示する機能。“斜めモード”にするとWebページの四隅を表示できなくなるが、画面の対角線を使ってWebページを表示できるため、横幅の広いWebページの外観を把握したい場合に便利。もちろん、端末を完全に横にすれば、通常の横画面でWebページを閲覧することが可能だ。
“チェックマーク”機能では、画面下のツールバーにあるチェックマーク型ボタンを押すとWebページ上にチェックマークを付加できる。チェックマークをつけておくとWebページをフリックして慣性でスクロールさせた際に、チェックマークの位置で引っかかり、スクロールが止まるようになる。あとで読み返したい場所にチェックマークを付加しておけば、すばやく目的の位置へスクロールできるようになるだろう。
“スクラップブック”機能は、Webページの一部を切り取って保存しておける機能。ツールバーのハサミ型ボタンを押して画面上を囲むようになぞると点線が表示され、囲んだ部分を切り抜いて保存できる。保存した切り抜きは後述する“マルチサイトナビゲーション”画面で新聞の切り抜きをスクラップするように配置し、閲覧することが可能。また、スクラップした切り抜きをタップすれば切り抜き元のWebページを開くことができる。
ツールバー中央のボタンをタップすると切り替わる“マルチサイトナビゲーション”画面では、画面下部にブックマーク、上部に開いているタブのサムネイル画像が表示される。ブックマークはカードを立体的に重ねたように表示され、フリック操作でスクロール可能。また、ブックマークの並び順を“追加日時順”と“訪問回数順”から選択できる。さらに、ブックマークを右へスライドするとWebページの閲覧履歴を表示できるほか、左へスライドさせると前述の“スクラップブック”の表示となる。
Android端末での使い勝手を考えたユーザーインターフェイス
ユーザーインターフェイスが、Android端末を使ってWebブラウジングする際のストレスを軽減できるように考えられているのもうれしい。たとえば、ダブルタップによるズームイン・アウトのほか、Webページをスクロールすると画面の両端に表示されるボタンを使ってズームイン・アウトが可能。このボタンはドラッグで画面上の好きな位置に移動でき、移動した先でしばらく静止するとその場所を中心にしてズームイン・アウトすることができる。
また、Webページを開く際に表示対象のWebページをすぐに切り替えず、3秒以上の時間がかかるとまず右下へ現れるサムネイル画像でWebページを開いている様子を表示する。開き終わると初めて表示対象のWebページが切り替わる仕組みで、真っ白な画面を見ながらWebページを表示されるのを待つストレスが軽減される。また、このときサムネイル画像の右上にある[×]ボタンを押せば、Webページの読み込みを途中でキャンセルできるため、間違ったリンクをクリックした際などにすばやくやり直しが可能だ。
- 【著作権者】
- (株)ACCESS
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.2816