【第31回】
XperiaでAndroid標準の「Gallery」「Music」を利用可能にするアプリ
XperiaでAndroid標準の画像ビューワーと音楽プレイヤーを使ってみよう
(10/12/15)
スマートフォン向けOS“Android”用アプリのライブラリサービス“Androidマーケット”(以下、“マーケット”)には、日々すばらしいアプリが次々と登場している。しかし現在のマーケットは人気アプリや定番アプリにたどり着くための仕組みが弱く、大量のアプリを前に途方にくれてしまう場面も多い。そこで『杜のAndroid研究室』では、さまざまなテーマに沿って窓の杜スタッフが厳選したアプリを紹介していく。今回は、XperiaでAndroid標準の「Gallery」「Music」を利用できるようにするアプリ「Gallery wrapper」と「Music wrapper」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介する。
Xperiaで画像ビューワー「Gallery」や音楽プレイヤー「Music」を利用可能
NTTドコモのXperiaには標準で画像ビューワーとメディアプレイヤーを統合した「Mediascape」が搭載されており、通常の状態ではAndroid標準の画像ビューワー「Gallery」や音楽プレイヤー「Music」は利用できない。しかし、実はXperiaにも「Gallery」「Music」は搭載されており、特殊な操作をすることで利用できるようになる。
「Gallery wrapper」と「Music wrapper」を使えば、インストールするだけで「Gallery」や「Music」を通常のアプリと同じように、標準のランチャー画面“ドロワー”から起動したり、“共有”の仕組みを使って起動することが可能。なお、編集部ではOSをAndroid 2.1にアップデートしたXperiaで動作を確認した。
「Gallery」を利用できるようにする「Gallery wrapper」
「Gallery wrapper」をインストールすると“ドロワー”などに「Gallery」が現れ、通常のアプリと同じように利用できるようになる。Android 2.1の「Gallery」は、ローカルに保存された画像をフォルダごとに管理できるほか、“Picasa ウェブアルバム”上にアップロードした画像もローカルと同じように表示可能。
フォルダは中に含まれる画像のサムネイルが数枚重なったアイコンとして表示され、タップすると重なったサムネイル画像が広がってフォルダ内の画像が並ぶ仕組み。端末を少し横に傾けるとフォルダやサムネイル画像が立体的に傾くのが楽しい。
また、ジオタグが付加されている画像では「マップ」でジオタグの位置を表示可能なほか、「Gallery」上からカメラを起動して写真を撮影することもできる。もちろん、画像のスライドショー表示や拡大・縮小、回転、削除、トリミングといった操作も可能。
- 【著作権者】
- (有)パイプライン
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0
「Music」を利用できるようにする「Music wrapper」
「Music wrapper」をインストールすると“ドロワー”などに「Music」が現れ、通常のアプリと同じように利用できるようになる。「Music」では、アーティストやアルバム別に音楽を再生できるほか、プレイリストを作成することもできる。また、再生中の音楽を着信音に設定したり、削除することもできる。
「Music」は、「Mediascape」と比べて機能的な面で目立った優位点はないが、ユーザーインターフェイスがシンプルなため扱いやすく、起動も速いのがうれしい。
- 【著作権者】
- (有)パイプライン
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.2