デキる人の使いこなしワザ for PC

Web上にあふれるあのワードを消し去りたい! Webページ上で特定の単語を別の単語に置き換えるワザ

 インターネットでは、時として侮蔑的な表現や下品な表現を目にすることも少なくありません。サイト全体がそのような表現で埋め尽くされているのであれば、そのサイトをURLごとブロックするなどの対策も取れますが、多くの人が書き込みを行っている掲示板やSNSの場合、メインのコンテンツはさして問題ないことも多く、まるごとブロックするというのはいささか乱暴です。

 また、法人が自ら運営するコニュミティなどでは、たとえ表現そのものには問題はあっても、管理者として書き込みには目を通さなくてはいけないケースもあるでしょう。こうした場合に特定の表現だけを伏せ字にしたり、マイルドな表現に置き換えられれば、少なからず重宝することは請け合いです。

登録した辞書にもとづいてWebページ上の単語を置換!

「Word Replacer II」。置換を中止してもとのページに戻すには、拡張機能のアイコンをクリックして[ENABLED]を[DISABLED]に切り替えます

 こうした機能を備えた「Google Chrome」の拡張機能が「Word Replacer II」です。これは、あらかじめ登録しておいた単語がWebページ上に見つかれば、指定した別の単語に置換して表示してくれるというものです。Chromeで表示するすべてのサイトが対象になりますので、ひとたび登録してしまえば、その単語を目にする機会は限りなくゼロになります。

 使い方は、拡張機能のアイコンをクリックして[SETTINGS]画面を開き、[New]をクリックすることで表示されるフォームの左に置換前、右に置換後の単語を入力するだけ。あとは新しいページを読み込むたびにチェックが実行され、対象となる単語が含まれていれば、置換が自動的に行われます。ソースコードレベルで置換されますので、一見しても内容が書き換わっていることに気づかないほどです。

今回紹介している用途とはまったく異なりますが、今回は例として、しばらく前にネットで話題になったNVIDIAの異名“謎のAI半導体メーカー”という表現が、あらゆるページに適用されるよう設定してみましょう。[SETTINGS]→[New]をクリックし、左側に“NVIDIA”、右側に“謎のAI半導体メーカー”と入力します
適用前はこのような状態ですが…
適用後はこのとおり。くれぐれもいたずらなどには使わないようにしましょう

正規表現もサポートするなど高度な使い方にも対応

 この「Word Replacer II」、即戦力として使える辞書があらかじめ用意されているわけではなく、単語はひとつずつ入力しなくてはいけませんが、それだけに自由度は高く、あらゆる単語に柔軟に対応できます。例えば、本人があまり呼ばれたくないニックネームのように、至って個人的な内容であっても、登録しておけば確実に別の表現へと変更したり、伏せ字にすることが可能です。

 正規表現もサポートするなど高度な使い方にも対応できるほか、インポートおよびエクスポート機能も用意されていますので、自分で作成した辞書を他のメンバーと共有することもできます。今回挙げた用途に限らず『もしかするとこんなこともできるのでは?』というアイデアが浮かんだら、ぜひ活用してみてください。

山口 真弘

 テクニカルライター。PC周辺機器や電子書籍、電子辞書、ウェブサービスについてのハウツー記事をImpress Watch/ITmedia/CNETなどのWeb媒体に執筆。著書に『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)など。

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