デキる人の使いこなしワザ for PC

作業中はSNSを一時的にブロックして集中力を高めよう! 指定時間帯は特定サイトを見られないようにするワザ

 仕事をしたり、用事を済ませなくてはいけないのに、ついついTwitterやFacebookなどのSNSを閲覧してしまう……そんな経験のある人は少なくないはず。こうした場合は思い切って、ツールを使って強制的に見られなくするというのはいかがでしょう。仕事や用事の邪魔になりがちな時間帯に、それらのWebサイトへのアクセスが遮断されてしまえば、作業も捗るというものです。

 特定サイトへのアクセスを遮断するには、Webブラウザー上でのブロック、デバイス側でのブロック、あるいはルーター側での一括ブロックなどさまざまな方法がありますが、PCからアクセスしており、特定時間帯だけブロックしたいのであれば、ブラウザーの拡張機能を使うのが、もっとも手軽な方法です。

決まった時間だけ特定のSNS・Webサイトへのアクセスをブロックできる

 今回紹介する「Google Chrome」の拡張機能「ウェブサイトブロッカー」を使えば、特定のSNSおよびWebサイトへのアクセスを、指定した時間の間だけ、ブロックすることができます。曜日も指定できるので、例えば月曜から金曜までの22時以降は見られないようにするなど、時間を決めてサイトへのアクセスを遮断できます。

 使い方は簡単で、対象のページが表示された状態で、ツールバー上の「ウェブサイトブロッカー」のボタンをクリックし、時間を指定するだけ。以降はその時間に対象サイトにアクセスすると“このページはブロックリストに入っているためアクセスできません”というメッセージが表示されます。指定の時間が過ぎれば問題なくアクセスできるようになりますが、それまでの間は、サイトは表示できず、よって作業の邪魔になることもないというわけです。

 ちなみにブロックできるのはURL単位なので、例えばTwitterのトップページは参照できる状態を保ったまま、下層にある通知ページやメッセージページだけをブロックすることもできます。ドメイン単位でしかブロックできないことが多い同種の拡張機能と比べた場合の、ひとつの利点です。

対象のSNSなどのWebサイトを表示した状態でツールバー上のボタンをクリックすると設定画面が表示されますので、ブロックする時間を入力し[これでブロックする!]をクリックします
該当の時間帯にアクセスするとこのような通知が表示され、サイトを見ることができません
設定画面。ドメイン単位でなくURL単位で指定できます。曜日の指定も可能です。またブロック時のメッセージを変更したり別のURLにリダイレクトさせることもできます
パスワード機能を有効にしておくと、画面に表示されたパスワードを正しく入力した時に限り、5分間だけサイトを見ることができます。かなり長く面倒なパスワードなので、むやみにアクセスする心配も低そうです

恒久的なブロックにももちろん有効

 ところで、この「ウェブサイトブロッカー」はもうひとつ別の用途があります。それはブロックする時間帯を00:00~23:59、つまりすべての時間を対象とすることで、特定のサイトを恒久的にブロックできることです。

 閲覧したくない、閲覧すべきではないサイトを表示しないための方法は以前も紹介していますが、この「ウェブサイトブロッカー」はURLを先読みして無効化する機能こそないものの、アクセス時に警告を出してサイトを表示させないという意味では同様の効果がありますので、ふだんはこちらの用途で使うのもおすすめです。

山口 真弘

 テクニカルライター。PC周辺機器や電子書籍、電子辞書、ウェブサービスについてのハウツー記事をImpress Watch/ITmedia/CNETなどのWeb媒体に執筆。著書に『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)など。

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