いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】「集計するならオートSUM」ではまだまだ未熟!エクセル上級者が使うSUM関数を超高速で入力するテク

「オートSUM」よりもすばやくSUM関数を入力できるワザって?

 Excelを使って売上表や見積書などを作成する時、金額の合計をどのようにして求めていますか。リボンの[ホーム]タブの右側部分にある[オートSUM]ボタンを押して、合計を求めているという人は多いと思います。この[オートSUM]ボタンは、なくてはならないボタンだと思っていませんか。

 オートSUMは、ボタン1つで集計を行ってくれるたいへん便利な機能ですが、実はオートSUMよりももっと効率的にSUM関数を入力できる方法があります。それは、ショートカットキーを使ってSUM関数を入力するというものです。

 今回は、SUM関数を挿入するショートカットキー、[Alt]+[Shift]+[=]キーについて解説します。ショートカットキーを使えば、右手をキーボードからマウスに移動させて[オートSUM]ボタンをクリックする手間が省けるので、さらに効率的に作業を進めることができます。

[Alt]+[Shift]+[=]キーを使ってSUM関数を挿入する

 では、次の「商品別売上高(5月)」(①)の例を使ってやってみましょう。この表のセルB7(②)に売上高の合計を求めてみます。

 セルB7(③)を選択した状態で[Alt]+[Shift]+[=]キーを押します(④)。

 すると、セル範囲B3:B6が自動的に選択され(⑤)、セルB7には自動的に数式が入力されます(⑥)。これは、[ホーム]タブ→[オートSUM]ボタンを押した時と同じ結果ですね。

 引数として自動的に選択されたセル範囲が正しいことを確認したら、[Enter]キーを押して数式を確定します。

 セルB7に、セルB3~B6の値を合計した金額(⑦)が表示されました。

[Alt]+[Shift]+[=]キーで複数の合計を一気に求める

 次の「店舗別売上表」の例のように、右端の列と最終行に合計を算出するような売上表(①)ってありますよね。こんな時は、集計対象のセル範囲と合計を表示するセル範囲をまとめて選択したあと、[Alt]+[Shift]+[=]キーを1回押すだけで、一気にすべての合計を求めることができます。

 実際にやってみましょう。まず、集計対象のセル範囲と合計欄のセル範囲(B3:E7)をまとめてドラッグして選択(②)します。セル範囲を選択できたら、[Alt]+[Shift]+[=]キーを押します(③)。

 すると、右端のE列(④)と最終行の7行目(⑤)に、一気に合計を求めることができましたね。

[Alt]+[Shift]+[=]キーを活用して作業効率をUPさせよう

 今回は、SUM関数を挿入するショートカットキー、[Alt]+[Shift]+[=]キーの活用テクを解説しました。SUM関数は、Excelを使った業務の中で最もよく使われる関数の1つと言っても過言ではありません。今回解説したショートカットキーを使うことで、このSUM関数の入力にかかる時間を短縮できれば、作業全体の効率化にもつながります。

 また、後輩や同僚に説明する際などに、ショートカットキーを使ってSUM関数を挿入していたら、ちょっとかっこいいですよね。ショートカットキーは、慣れるまではどうしてもぎこちなくなってしまいますが、慣れると必ずスムーズに使えます。ぜひ試してみてくださいね!

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