いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】編集したいセルを探すのが面倒!エクセルで離れた場所にあるセルへ効率よく移動するテク

離れた場所にある複数のセルに入力する時に効率が悪くなる……

 Excelで表を作成している時、「入力の効率をもっと上げたいな……」と思ったことはありませんか?特に、離れた場所にある複数のセルに入力しなければならない時、そのセルを探しながら入力していくのは面倒ですよね。さらに、同じ値を何度も入力する必要がある時などは特に効率が悪く感じられるのではないでしょうか。

 今回は、複数のセルに値を入力する時の効率をUPさせられるテクニックを2つ解説します。

❶離れた複数のセルに同じ値を入力したい時は[Ctrl]+[Enter]キー

 Excelで作成している「2019年度安全巡視当番予定表」(①)で自分の所属部署が当番を担当する日のセルに、所属部署名を入力する例を考えてみましょう。

 担当する日がすでに決まっている場合、その日のセルを探して自分の所属部署名を何度も入力していくのは面倒ですよね。このような時はまず、入力したいセルを先にすべて選択します。[Ctrl]キーを押したままセルをクリックして選択していけば、離れた場所にある複数のセルを同時に選択できます(②)。

 入力したいセルがすべて選択された状態で、入力したい内容(ここでは「総務部総務課」)を入力します。ここで入力する文字は最後に選択したセルに表示されます(③)。入力が完了したら、[Ctrl]+[Enter]キーを押します(④)。

 すると、先ほど入力した内容が、選択したすべてのセルに入力されます(⑤)。

 これなら、同じ値を離れた場所にあるセルに効率よく入力できますよね。

❷離れた場所にあるセル間を移動したい時は複数セルを選択して[Enter]キー

 もう1つ、別の例を考えてみましょう。「10日セール増員シフト管理表」で希望するシフトの欄に自分の名前を入力する時、ある同僚から頼まれてその人の名前もシフト表に入力することになったとします。この場合は先ほどとは違って、入力したい値の内容が1つに決まっていません。このような時にも、入力の効率を良くする方法があります。

 まず、[Ctrl]キーを押したままセルをクリックして、入力したいセルをすべて選択します(①)。ここまでは先ほどの例と同じです。

 すべてのセルを選択したら、[Enter]キーを押します(②)。すると、アクティブセルが先ほど選択した最初のセル(ここではセルB3)(③)に移動します。

 セルB3に名前を入力して[Enter]キーを押す(④)と、アクティブセルが次に選択したセル(ここではセルC6)(⑤)に移動します。

 同様にして、名前を入力して[Enter]キーを押すと、選択したセル間だけを効率よく移動しながら名前を入力していくことができます(⑥)。

 これなら、入力したいセルをいちいち探しながら入力していくよりも効率よく入力を進めることができますね。ただし、他のセルをクリックするなどして一度選択が解除されてしまうと[Enter]キーでは移動できなくなるので、うっかり他の場所をクリックしないように注意してくださいね。

ちょっとしたテクニックで以前よりスムーズに入力できるようになる!

 今回は、離れた場所にある複数のセルに同じ内容を一度に入力する方法と、離れた場所にある複数のセル間を移動しながら効率よく入力していく方法を解説しました。どちらも、入力したいセルを先に選択しておくのがポイントです。あとは、同じ内容を一度に入力するか、別々の内容を入力していくかによって押すキーが変わるだけなので、それを覚えておけば良いだけですね。

 ちょっとしたテクニックではありますが、これを知っておくと入力がずっと効率よく、ラクになりますよ! 今回の記事の内容はいろいろな資料の作成に役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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