いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】今日って何日だっけ?エクセルでカレンダーを見ずに今日の日付を入力するテクニック

作成日を入力する時に「今日は何日だっけ?」と手が止まる……

 Excelで作成する書類の中に、作成日や提出日など、「今日の日付」を入力しなければならないことって意外とありますよね。

 でも、日付を入力する時に「あれ?今日って何日だっけ……」と作業の手が止まってしまうことはありませんか? 忙しいときに限って今日の日付を思い出せなかったりするものです。

 Excelには、今日の日付を入力する方法がいくつかあります。今回の記事では、日付がパッと思い出せなくても簡単に今日の日付を入力できる2つの方法と、その違いを解説します。

❶今日の日付を表示できるショートカットキー[Ctrl]+[;]

 1つ目は、ショートカットキーを使って、入力した日の日付を表示する方法です。次の請求書の例で、セルE1に発行日として今日の日付を入力してみましょう。ここでは、今日の日付は2019年5月7日とします。今日の日付を入力したいセル(ここではセルE1)(①)をクリックして選択します。

 [Ctrl]+[;]キーを押す(②)と、セルE1に今日の日付(③)が入力されます。

 この方法で入力した日付は、日付を直接入力したデータと同じものなので、「2019年5月7日」や「R1.5.7」などの表示形式を設定することができます(④)。

❷毎回ブックを開いた日の日付を表示するならTODAY関数

 今日の日付を表示するもう1つの方法は、TODAY関数を使うものです。次の「会社案内パンフレット制作進捗管理表」のセルD1(①)に、TODAY関数を使って今日の日付を表示させてみましょう。ここではセルの幅が狭いので、セルD1と隣のE1を結合して1つのセルにしています。

 セルD1に「=TODAY()」(②)と入力し、[Enter]キーを押します。

 すると、セルD1に今日の日付が表示されます(③)。

 TODAY関数を使って、今日の日付を簡単に表示できましたね。

今日の日付を入力する2つの方法の違いは何?

 本記事で解説した2つの方法を使えば、どちらでも簡単にExcelブック内に今日の日付を入力できることがおわかりいただけたでしょうか。ただし、これらの2つの方法には大きな違いがあるので、知っておく必要があります。

 これらの2つの方法の違いは、「別の日にブックを開いたときに、入力した日付の値が更新されるかどうか」です。最初に解説したショートカットキーを使う方法は、別の日にブックを開いても、日付は更新されません。最初に日付を入力した日の日付がずっと固定で表示されます。本記事で解説した例を使うと、セルに表示された「2019年5月7日」がその後もずっと表示されます。

 それに対して、TODAY関数を使って表示された日付は、ブックを開くたびに更新されます。つまり、常にブックを開いた日の日付が表示されるということです。本記事での解説に使った進捗表ブックの例では、「2019/5/7」と表示されるのは2019年5月7日だけで、次の日にブックを開けば次の日の日付に自動で更新されます。

 どちらも簡単に今日の日付を入力できる方法ではありますが、これらの違いを理解して適切な方法を選ばないと、請求書の発行日が勝手に更新されてしまうなどの不都合が生じる場合があるので、十分気を付けましょう。

2つの方法の違いを理解して今日の日付をいつでも簡単に入力しよう

 今回は、Excelで作った資料の中に今日の日付を簡単に入力できる2つの方法と、その違いを解説しました。最初は2つの方法の違いがよくわからないかもしれませんが、実際に使ってみると、どのような場面でどちらの方法を使うのが良いのかだんだんわかってくると思います。

 使いこなせるようになると、書類の作成やブックの管理がとてもラクになりますよ! 今回の記事の内容をよく理解して、今後の業務にぜひ活用してみてくださいね。

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