化学式から分子量を計算「FormulaWeight2010」
周期表のように並んだ元素ボタンをクリックして簡単計算、同位体にも対応
(10/04/14)
化学式から分子量を計算できる学習支援ソフト。2010年最新の原子量データを使用しており、マウス操作のみで手軽に使えるので理系の学生や研究者などにお勧め。
調べたい組成式や構造式をもとに、たとえば水分子なら[H][2][0][1]の順にボタンをクリックしていけば、右下の“formula weight”欄に分子量が“18.01528”と表示される。周期表と同じ配列で並んだ元素ボタンは族ごとに見やすく色分けされ、上部に数字ボタンやクリアボタン、その左横には使用頻度の高い窒素[N]、炭素[C]、酸素[O]、水素[H]のボタンが並ぶ。また重水素[D]や、炭素・窒素の同位体[13C][15N]のボタンもある。それぞれの元素ボタンにマウスオーバーすると、元素番号、英名、原子量がツールチップで表示される。
1回の計算で同じ元素を繰り返し入力してもよく、たとえばエタノールなら構造式に沿って[C][H][3][C][H][2][O][H][1]と入力しても計算可能。このとき、一般的な化学式のルールと同様に係数が1の場合は入力を省略できるが、本ソフトでは末尾の係数が1の場合は必ず[1]を入力する必要があるので注意。
なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。
- 【著作権者】
- 吉野 治一 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0