いまさら聞けないWindows 10のTips

第75回

指紋でサッとサインインはやっぱり便利! Windows Helloを使いたい!

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

指紋を使ったサインインにはPINと指紋の登録が必要

 Windows 10ならではの機能はいくつかありますが、その中でも注目度が高い機能と言えば、やはりWindows Helloでしょう。

 従来のパスワードに変わって、指紋や顔、虹彩などの生体情報を利用することで、Windowsへのサインインを簡単、かつセキュアに実現することができます。

 中でも指紋は手軽に使える方式の1つで、PCに内蔵されている指紋リーダーだけでなく、市販の小型USB指紋リーダーなどを使ってセットアップすることもできます。

 使い方は簡単で、[設定]の[アカウント]で指紋を登録します。いきなり登録してもかまいませんが、指紋を使ってサインインするには、PINの登録も必要になります(PINの登録方法は前回の記事で解説)。PINは、パスワードの代わりに入力する4桁以上の認証情報です。

 PINをセットアップしたら、指紋認証の[セットアップ]をクリックして、指紋を登録します。タッチしたり、スライドさせたりと、指紋リーダーのタイプに合わせて、画面で指示された間、指紋を読み込ませて登録します。

 これで、次回以降は指紋でWindows 10にサインインできます。Windowsが起動し、ロック画面が表示されたら、そのまま指紋を読み取らせましょう。無事に認識されれば、デスクトップが表示されるはずです。

 なお、指をケガしたときなどに備えて、複数の指紋を登録させておくと便利です(指紋でサインインできなくてもパスワードやPINでサインイン可能)。また、指紋リーダーのタイプによっては、指の角度や位置などによって、うまく指紋を認識できない場合もあります。同じ指の指紋を、別の指紋として複数登録しておくと、読み取らせるときの角度などがズレても認識してくれるようになります。

「設定」の[アカウント]で[サインインオプション]をクリック。[指紋認証]の[セットアップ]をクリックして画面の指示に従ってセットアップする