いまさら聞けないWindows 10のTips

第116回

最後にTrimが実行されたのはいつ? 結構前なら手動で実行しよう

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

SSD上の残骸データをあらかじめ削除してすぐに書き込めるようにするTrimコマンド

 SSDの普及によって、Windows 7以降のバージョンではOS標準でTrimコマンドがサポートされるようになりました。

 Trimは、簡単に説明するとSSDの最適化を実行するコマンドです。SSD上に消されず残っている残骸データが多くなると、新しいデータを書き込む前に、いったん残骸を削除する必要があるため、待ち時間が発生します。Trimはこの残骸をあらかじめ削除しておき、すぐにデータを書き込めるようにすることで、アクセスを高速化する機能となります。

 Windows 10では、一定のタイミングで自動的にこのTrimコマンドが実行されるようになっていますが、PCによってはタイミングがうまく合わず、長期間Trimが実行されていない場合もあります。

 最後に最適化されたのがいつなのかをチェックして、場合によっては手動で最適化を実行しておきましょう。

エクスプローラーで[PC]をクリック後、任意のドライブを右クリックしてプロパティを表示。[ツール]タブにある[最適化]ボタンをクリック。[ドライブの最適化]画面で最後に最適化された日時を確認できる。ドライブを選択後、[最適化]ボタンをクリックすると手動で最適化を実行できる