現役学生がつづるAIとの生活
AIにネイルを相談したら、両手がふさがる時間が価値ある時間に変わった件
~現役学生がつづるAIとの生活
2026年6月19日 13:01
本記事は、複数の学生が「AI と暮らす日々」をつづる連載企画「nb」の第2回目。
今回はネイルやファッションが大好きな筆者 Akane がAIにネイルデザインを相談して実際に作ってみた体験談を紹介します。普通の日常に、しれっとAIがもぐりこんでいる様子が伝わりましたら幸いです。
AIにネイルデザインを相談してみた
こんにちは!大学院生の Akane です。 皆さんは「AI」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?「エンジニアの人が使う難しいもの」や「仕事で使うもの」という印象があるかもしれません。私も以前はそう思っていましたが、今の私にとってAIは、まるで「何でも話せる友達」のような存在。「頑張らずに使うこと」がモットーです。
今回は、Geminiを使ってセルフネイルのデザインを一緒に考えた体験をまとめました。
デザインを決めていないのに、両手がふさがっちゃった……
週末の予定が決まり、「よし、ネイルも可愛くしなきゃ!」と気合を入れた金曜日の夜。
さっそく自宅で道具を広げたものの、どんなデザインにするか決めきれないまま、ついつい先にベースコートを塗り始めてしまいました。実はセルフネイルは2〜3時間、手が物理的に塞がってしまう作業。こうなると、もうスマホを指でポチポチ操作するわけにはいきません。
そこで、スマホを横に置き、GeminiのiOSアプリ版(無課金)で音声入力を使って「独り言」のように話しかけてみることに。 私はいつもApple純正のイヤホンマイクを愛用しています。両手が塞がるセルフネイルでもハンズフリーで相談できるので、まさに「私流」の必須アイテムです。
Akane 「ネイルデザインを考えて!シンプルで透け感があって、パーツはオーロラっぽいバラとかつけたい!」
Gemini 「透け感のあるベースにオーロラの薔薇を合わせたネイル、とても素敵ですね!繊細さと華やかさが両立していて、指先を見るたびに気分が上がりそうです。いくつかデザインのアイディアを提案します。」
ちょっと無茶振り気味に伝えてみると、AIはすぐにいくつかの素敵な案を提案してくれました。 私一人だとどうしても毎回似たような塗り方になりがちですが、AIに聞くと「あ、その色の組み合わせは思いつかなかった!」という発見があって本当に面白いんです。
デザインの方向性が決まったら、次は具体的なイメージ作り。 一回で完璧な回答を求めるのではなく、「最初はざっくり伝えて、会話を重ねながら理想に近づけていく」のが、AIと仲良くなるコツです。
Gemini 「おすすめの組み合わせ:
・形:爪の形は「オーバル」か「アーモンド」にすると、より女性らしくて柔らかい雰囲気になります。
・パーツのコツ:薔薇のパーツは、クリアベースにオーロラ加工されているものを選ぶと、より「透け感」が出て今っぽくなりますよ!
どの方向性のデザインが気になりますか?」
Akane 「ミラーパウダー持ってなくて、白っぽいラメ入りのシアージェルならあるんだけど、代用できるかな?」
Gemini 「もちろん代用できます!むしろ、白っぽいラメ入りのシアージェルを使うほうが、ミラーパウダーよりも「柔らかくて上品な透け感」が出るので、今回のオーロラ薔薇の雰囲気にはぴったりだと思います。
ミラーパウダーの「ピカッ」とした金属感の代わりに、ラメジェルの「キラキラ・うるうる」した質感を楽しむためのアレンジをいくつか提案しますね。」
イメージができてきたので、今度はイラストに
ある程度固まったところで、「今のアイデアをイラストにして!」とお願いしてみました。
Akane 「グラデーションもいいかも!デザイン、イラストになるかな?参考にしたい」
Gemini 「了解しました!グラデーションをベースにしたデザインのイラストを作成しますね。粒子が細かい白っぽいラメ入りのシアージェルを使って、爪先に向かってきらめきが強くなるグラデーションを作り、そこに「オーロラっぽい立体的で透明感のある薔薇」をあわせたイメージです。セルフネイルの参考にしていただけるよう、左手5本の爪(薬指に薔薇)と、薔薇のパーツ部分を拡大したイラストを用意します。少々お待ちください。」
最初はパーツの位置が少しイメージと違うこともあります。でも、会話を続けることでだんだんと理想に近づいていく……。その過程は、まるで友達と作戦会議をしているようで準備の時間まで楽しくなっちゃいました。
Akane 「待って。薔薇パーツ指に乗っかっていない?薬指の爪につけてみてよ」
Gemini 「ごめんなさい!薬指の爪の上ではなく、指の根元にパーツが乗ってしまいましたね。失礼いたしました。すぐにお直しします。薬指の爪の中央(またはご希望の場所があれば)に、オーロラの薔薇パーツをしっかりとのせ直して、再生成します。少々お待ちください。」
私は無料版のGeminiを使っているので、正直、一発で完璧な画像が出てくることは稀です。でも、プロンプトをガチガチに固めなくても、「あ、この色使いはいいな」「パーツの配置はこっちの方が可愛いかも」といったインスピレーションをもらうための「参考書」だと思えば、十分すぎるほど役立ちます。
あとは実践!
デザインが決まったら、いよいよ実践です! ここでもGeminiに、「初心者でも失敗しないグラデーションのコツは?」「このパーツを剥がれにくくするにはどうすればいい?」と、手順や注意事項を相談しながら進めました。
完成したネイルを画像と見比べてみると……どうでしょうか? 自分でも驚くほど、AIの提案を再現できた気がします!
自分一人では思いつかなかったデザインが、AIという「相棒」との作戦会議を経て、自分の指先で形になる。 ただネイルを塗るだけだった時間が、「AIの提案を実際に作ってみる」こんな挑戦で、新しいものを一緒に作り上げるクリエイティブな時間に変わりました。
世にたくさん紹介されているAIを使ったクリエイティブ事例は主に「AIでデジタルコンテンツを全て完成させる」ことが多いですが、私は「何かを作る際のアイデア出しや設計図作りなどの中間作業をAIに担ってもらい、その後のアナログな作業を人間の手で完成させていくものづくり」が好きです。その方が思い通りになりますし、明らかにAIを使ったなと思われるような完璧な美しさだけでなく、あえて人の手を加えて完璧ではない揺らぎを加えることで味を生み出します。それこそがAI時代のものづくりの楽しさではないかと思います。
今回私はセルフネイルをしながらのAI利用体験を書きましたが、その他にも料理中やプラモデルなどを塗装している時、庭仕事で手が汚れている時など、どうしても手が塞がってしまう作業時に、AIと話ながらアイデアを出してもらうのはいかがでしょうか。
かなり生産性も上がりますし、何より「誰かと一緒に作業をしている」心強さを感じました。皆さんも是非AIを「何でも話せる友達」のような存在として、頑張らずに使ってみていただけたら幸いです。
本記事は、AICU Japan株式会社が制作しました。































