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クラシック版「Outlook」アプリに新たな問題 ~宛先候補を[×]で消せたり、消せなかったり

内部の複雑な仕様と機能の廃止、ロールバックなどが絡み合う

オートコンプリートの候補を「×」で削除しても再び表示される(Exchange Onlineの場合)

 米Microsoftは6月17日(現地時間)、クラシック版「Outlook」アプリで新たな問題が発生していることを明らかにした。メールの宛先を入力する際に表示される候補(オートコンプリート)を[×]ボタンで個別に削除しようとしても、うまく機能しない場合があるという。

 クラシック版「Outlook」アプリの宛先候補(オートコンプリート)は、アカウントの種類によって2つのソースから提供される。

  • 「Exchange Online」のメールボックス:「Microsoft Search」サービスを通じて提供
  • 「Exchange」オンプレミスメールボックスおよびPOP/IMAPアカウント:ニックネームキャッシュと呼ばれるオートコンプリートリスト

 いずれもオートコンプリートの[×]ボタンで提案される宛先を個別に削除することができたが、前者のアカウントタイプに関しては、同社が3月末に「連絡先マスキング」(Contact Masking)と呼ばれる機能を廃止した影響で利用できない(仕様)。

 しかし、実は後者のオートコンプリートまで[×]ボタンが機能しなくなっており、これは意図しない動作であったという。

 このことに気づいた「Outlook」チームは、6月1日ごろにクライアント側の変更をロールバック(元の状態への復旧)。「Exchange」オンプレミスやPOP/IMAPアカウントの[×]ボタンの機能を復活させた。

 ところが、その副作用で同時に「Exchange Online」アカウントでも再び[×]ボタンが表示されるようになったようだ。もちろん、これは機能しない。かつて広く知られていたトラブルシューティング方法(機能のON/OFF、キャッシュの削除)も役に立たない。

 同社は現在、この問題を調査中。この挙動が「Exchange Online」ユーザーにとって理想的でないことを認識しており、改善に努めるとしている。