いまさら聞けないWindows 10のTips

第157回

若者よ、いきなりUSBメモリを抜くことなかれ! 後世に伝えたい“ハードウェアの安全な取り外し”

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

USBメモリを取り外す時は“ハードウェアの安全な取り外し”が基本!

 今や中学校あたりでも、学校の課題で「PowerPoint」を使った資料を作ることは珍しくないようです。

 しかしながら、パソコンのイロハは、あまり身に付いていないようで、何でもシングルクリックで済まそうとしたり、ファイルの保存場所なんてまったく意識しなかったりと、なかなか見ていてハラハラすることがあります。

 中でも、ちょっとコレは……、と思えるのがUSBメモリの取り扱い。

 ファイルを保存、もしくはコピーするや否や、USBメモリに手をかけてスグに抜き取ろうとするので、『いやいや、ちょっと……』と怖くなることがあります。

 一見、データの書き込みがわったように見えても、まだアクセスランプが点滅しているかもしれません。万全を期すなら、“ハードウェアの安全な取り外し”を実行してから取り外すことが大切です。

 Windows 10では、通知領域のアイコンの一部が隠されるようになってしまったので、見落としがちですが、展開すればきちんとUSBメモリの形をしたアイコンが表示されます。クリックして取り出し操作を実行してから、USBメモリをパソコンから抜き取るようにしましょう。

タスクバーの右側に表示されている上向きの矢印をクリック。USBメモリの形をしたアイコンをクリックして、[XXXXX(デバイス名)の取り出し]を選択。“安全に取り外すことができます”というメッセージを確認してから取り外す