やじうまの杜

バッテリーが持つWebブラウザーはどっち? 「Opera」vs「Edge」の抗争が勃発

Microsoftの「Edge」が1番という主張にOpera Softwareが反論

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

【Microsoftが掲載したWebブラウザーのバッテリー消費量比較動画】
Microsoft Edge Experiment: Battery Life

 Microsoftが20日に公開したブログ記事が話題になっている。ブログ記事よるとWindows 10環境で実験したところ、「Google Chrome」「Firefox」「Opera」「Edge」を使用した際に、バッテリーが最も長持ちしたのは「Edge」だという。Microsoftはタイムラプス動画を掲載して「Edge」の勝利をアピールした。

 これに対し、Opera Softwareは22日に公開したブログで反論。Microsoftの実験の詳細な情報が公開されていないため、まったく同じことはできないとしながら、同じコンセプトの実験を行った結果、広告ブロック機能と“省電力モード”をONにした「Opera Developer」v39.0.2248.0の方が、「Edge」v25.10586.0.0よりもバッテリーが長持ちしたと主張している。

 Microsoftの実験では詳細な実験方法がわからず検証ができないという点で、Opera Softwareの実験では開発版を使用しているために安定版の結果がわからないという点で、どちらが本当に優れているのか一概には言えないだろう。ただ、Webブラウザーを選ぶ際の指標として、これまであまり注目されていなかった“バッテリー消費量”という要素が加わったことは確かだ。

 ちなみに、Microsoftの実験では「Google Chrome」が4位、「Firefox」が3位となっている。また、Opera Softwareの実験でも「Firefox」の結果が発表されていないものの、「Google Chrome」は最下位となっている。これらのWebブラウザーが今後のバージョンアップで“バッテリー消費量”を削減してくるのか、楽しみにしていたい。

【Opera Softwareが公開した「Opera」で“省電力モード”をONにした場合とOFFにした場合の比較動画】
Battery saver in Opera | Performance test, Time-lapse