やじうまの杜

注意! Windows 11のチャット機能では職場・学校のTeamsアカウントを使えない

職場・学校のアカウントを使うときは別のクライアントアプリを使う

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Windows 11のタスクバーに統合された「Microsoft Teams」チャット機能

 Windows 11には「Microsoft Teams」のチャット機能が最初から組み込まれており、タスクバーや[Windows]+[C]キーから簡単にアクセスできるようになっています。OSを「Microsoft アカウント」で利用しているならば、[使い始める]ボタンを押すとそのアカウントが自動で紐付けられるので、[始めましょう]ボタンを押してディスプレイネーム(相手に表示される名前)を設定するだけで「Teams」チャット機能が使えるようになります。

OSを「Microsoft アカウント」で利用しているならば、[使い始める]ボタンを押すとそのアカウントが自動で紐付けられる
[始めましょう]ボタンを押してディスプレイネームを設定。連絡先を「Outlook.com」や「Skype」と同期させることも可能
連絡先がポップアップにリストアップされる

 テキストチャットを新たに開始するには、ポップアップ右上の[チャット]ボタンを押します。すると、新しいチャットウィンドウが開くので、上部のテキストボックスにおしゃべりしたい相手の名前やメールアドレス、電話番号などを入力して、メンバーを追加しましょう。もしポップアップに相手の連絡先が登録されているならば、それを選んでチャットを開始するのが楽です。途中で他の人を混ぜたくなったら、先ほどの要領でメンバーを追加すればよいでしょう。

新しいチャットウィンドウが開くので、上部のテキストボックスにおしゃべりしたい相手の名前やメールアドレス、電話番号などを入力して、メンバーを追加
以前にチャットしたことのあるメンバーであれば、その会話履歴も表示される

 さらに、この「Teams」チャット機能では、テキストチャット以外にもミーティング(複数人でのビデオ通話)の主催も可能です。ミーティングへ参加してもらうには、発行されるミーディングURLを共有するだけでOK。相手が「Teams」をまだインストールしていなくても、「Edge」さえあればミーティングに参加できます。

ミーティング(複数人でのビデオ通話)の主催も可能
ミーティングへ参加してもらうには、発行されるミーディングURLを共有するだけでOK。相手がまだ「Teams」をインストールしていなくても、「Edge」さえあればミーティングに参加できる

 ちなみに、Windows 11のチャット機能で利用できる「Microsoft アカウント」は「個人用」のみです。職場や学校で発行してもらったアカウントは利用できません。

Windows 11のチャット機能で利用できる「Microsoft アカウント」は「個人用」のみ
職場や学校で発行してもらったアカウントを使いたい場合は、別途クライアントを入手する必要があります

 とはいえ、個人用の「Teams」と職場・学校の「Teams」を同じ環境に同居させることはできるので、そんなに困らないのではないでしょうか。むしろ使い分けができていいかもしれませんね。、個人用の「Teams」と職場・学校の「Teams」は、アプリアイコンやヘッダーの色で区別がつけられるようです。

個人用の「Teams」。アプリのアイコンやヘッダーは白基調
職場・学校の「Teams」。アプリのアイコンやヘッダーは紫。ライブサムネイルに在籍状況ボタンがあるのも違い