ちょっとマテ茶、ムカ着火ファイヤー ～女子高生AI“りんな”のIME予測入力サービスが終了

“りんな”の予測入力サービス

　米Microsoftは、Windows 10の日本語入力システム（IME）に搭載されている予測入力サービスのうち、“りんな”と“住所”を8月13日（現地時間）をもって終了したと発表した。これらの予測入力サービスが有効化されていても、この日以降は追加の予測候補が変換ウィンドウに表示されなくなる。

　“りんな”は日本マイクロソフトが開発・提供していた女子高生AIで、この予測入力サービスを有効化すると“ちょっとマテ茶”“ムカ着火ファイヤー”といった若者言葉が変換候補としてサジェストされるようになる。おっさんでも女子高生っぽい言葉がスラスラ入力できる機能として期待を集めていたが、実際にはそれほど使われなかったようだ。

Windows 10の日本語入力システム（IME）に搭載されている予測入力サービス

　一方、“住所”は日本郵便（株）が公開しているデータに基づき、日本の住所を予測入力候補に表示する。このサービスも提供終了となるが、システム辞書に基づく一部地名の変換はこれからも可能だ。