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Windows 10端末を無線ディスプレイにする「接続」アプリは「May 2020 Update」から削除

オプション機能としての提供に

PCをワイヤレスプロジェクション規格“Miracast”のレシーバー(受信機)として利用できるようにする「接続」アプリ

 米Microsoftは8月14日(現地時間)、「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」から削除した機能のリストに「接続」アプリを追加した。デフォルトではインストールされなくなるという。

 「接続」アプリはPCをワイヤレスプロジェクション規格“Miracast(ミラキャスト)”のレシーバー(受信機)として利用できるようにするもので、「Windows 8.1」以降に搭載されている。“Miracast”に対応しているデバイス(PC、タブレット、スマホなど)デバイスであれば、その画面をワイヤレスでPCにキャスト(投影)することが可能。使っていないタブレットPCをワイヤレスモニター代わりに利用することもできる(参考記事)。

あらかじめアプリを起動しておき、別のPCから接続する
ワイヤレスプロジェクションの設定画面

 「May 2020 Update」以降「接続」アプリはシステム標準で搭載されなくなるが、廃止されるわけではなく、オプション機能として引き続き提供される。利用する際は「設定」アプリの[アプリ]-[アプリと機能]セクションから[オプション機能の管理]画面へアクセスし、“ワイヤレス ディスプレイ”機能をシステムに追加すればよい。

[アプリ]-[アプリと機能]セクションから[オプション機能の管理]画面へアクセスし、“ワイヤレス ディスプレイ”機能を検索
“ワイヤレス ディスプレイ”機能をシステムに追加

 そのほかにも、「May 2020 Update」からは古い「Cortana」や「Windows To Go」女子高生AI“りんな”のIME予測入力サービスなどが削除されている。