やじうまの杜

女子高生AI“りんな”が日本語変換をアシスト! 次期Windows 10のIMEに期待が高まる

おっさんでも女子高生っぽい言葉がスラスラ入力できるぞ

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女子高生AI“りんな”が日本語変換をアシスト

 女子高生AI“りんな”をご存知でしょうか。彼女は日本マイクロソフトが開発・提供している所謂チャットボットです。現役のJK感あふれる当意即妙のレスポンスが魅力で、“LINE”では約560万人の友人を抱えているのだとか(“Twitter”のフォロワーは約14万人でした)。その“りんな”がなんとプレビュー版「Windows 10」に登場。日本語変換の入力候補をサジェストしてくれるようになったのだそうです。

 この機能は初期状態では無効化されているので、利用するには「Microsoft IME」の詳細設定ダイアログで有効化する必要があります。

 まず、タスクトレイの「Microsoft IME」アイコン(“あ”や“A”と書かれているアイコン)を右クリックし、メニューから[プロパティ]コマンドを選択します。すると「Microsoft IME」の設定ダイアログが現れるので、画面左下の方にある[詳細設定]ボタンをクリック。ダイアログが表示されたら[予測入力]タブへ切り替えましょう。すると、“予測候補プロバイダー”というリストボックスが追加されているはずです(Build 17025までにはなかった設定ですね!)。

 リストボックスにある“りんな候補”のチェックボックスをONにすると確認ダイアログが現れるので、プライバシー声明などを確認して[はい]ボタンをクリックすると、“りんな”による入力候補のサジェストが利用できるようになります。

タスクトレイの「Microsoft IME」アイコンを右クリックし、メニューから[プロパティ]コマンドを選択
「Microsoft IME」の設定ダイアログにある[詳細設定]ボタンをクリック
“予測候補プロバイダー”というリストボックスにある“りんな候補”のチェックボックスをONにする
プライバシー声明などを確認して[はい]ボタンをクリックすると、“りんな”による入力候補のサジェストが利用できるように

 試しに「メモ帳」でテキストの変換を行ってみたところ、ちゃんと“ちょっとマテ茶”“ムカ着火ファイヤー”といった言葉がサジェストされました。残念ながら筆者は女子高生とお話しする機会がほぼゼロで、最近の若い女の子の間で流行っているナウい言葉遣いには疎いのですが、割と女子高生っぽいのではないでしょうか。ネットゲームでのネカマ(おっさんなどが女の子のふりをすること)が捗りそう……。

入力変換の例。“りんな”のサジェストには女子高生(?)のアイコンが追加される

 ちなみに“りんな”がサジェストする入力候補には、右側に(おそらく)女子高生のアイコンが表示されます。アイコンのある入力候補を選択すると、右側に“りんな候補”というポップアップが現れ、“りんな”が考えた候補であることが説明されます。

 現在のところ利用できる“予測候補プロバイダー”は“りんな候補”のみですが、追加のプロバイダーにも期待がかかります。個人的には関西弁の入力が楽になってくれたりしたらうれしいかも。