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「Windows 10 Insider Preview」Build 17035が“Fast”リングに ~新機能追加が本格化

近くのPCとデータを共有できる新機能“Near Share”などが目玉

PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17035

 米Microsoft Corporationは8日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17035を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。すでに「Windows 10 Insider Preview」を導入済みの場合は“Windows Update”から最新ビルドへ更新できる。

 本ビルドでは、次期機能アップデート「RS4」に搭載される予定の機能のプレビューが本格化している。たとえば「Microsoft Edge」ではタブをミュートするオプションが追加されたほか、フリーのEPUB電子書籍を保存する機能が追加された。ブックストアの電子書籍には右クリックメニューが追加され、電子書籍をデバイスから削除したり、“ストア”の電子書籍ページを開いたり、[スタート]画面に電子書籍をピン留めできるようになっている。

 また、“Near Share”と呼ばれる機能がOSに導入されたのも注目すべき変更点。この機能をアクションセンターで有効化すると、Bluetooth接続で近隣のPCへURLやファイルを送信することが可能。送信側・受信側がともにBuild 17035でBluetoothをサポートしていれば、アプリの[共有]コマンドから簡単に利用できる。

「Microsoft Edge」でタブをミュートするオプションが追加
“Near Share”機能(同社ブログより引用)

 加えて、「設定」アプリにもさまざまな改善が加えられている。まず、“フォアグラウンドダウンロード”で利用するダウンロード帯域を制限できるようになった。この“フォアグラウンドダウンロード”の帯域設定は“Windows Update”の更新チェックを明示的に行ったり、“ストア”からアプリケーションをダウンロードする際に適用されるという。

 また、サウンド関連の設定が“コントロール パネル”から「設定」アプリの[システム]-[サウンド]セクションに移設された。また、前ビルドで行われた[簡単操作]セクションの改善も継続されている。

“フォアグラウンドダウンロード”で利用するダウンロード帯域を制限できるように
「設定」アプリの[システム]-[サウンド]セクション

 入力関連では、タッチキーボード・手書きパネル・ハードウェアキーボードなどの分野でさまざまな改良が加えられている。まず、タッチキーボードに“Fluent Design System”のアクリル効果が導入。キーボードのレイアウトオプションが改善され、190以上のキーボードがサポートされた。日本語・繁体中国語・韓国語を除くすべての言語の標準的なキーボードレイアウトをサポートしているという。

 一方、手書きパネルではユーザーからのフィードバックを取り入れてボタンのレイアウトを改善。単語が誤認識された場合に正しい文字を上書きして修正できるようになったほか、ペンで縦線を書き込んで単語を分割するジェスチャーが導入された。ハードウェアキーボードでは、英語(米国)限定でキャレット位置に入力候補を表示する機能が追加されている。

 そのほかにも、「ストア」アプリでは“Surface”ハードウェアを購入する機能が追加された。また、日本語入力システムでは“りんな”によるサジェストがオプションで導入されている。

 なお、執筆時現在、AMD製CPUを搭載している環境は不具合により本ビルドを受け取れないので注意。調査と修正を行っているとのことなので、しばらくすれば配信が再開されるはずだ。