Microsoft、AIに話しかけてゲームを助けてもらう機能「Copilot for Gaming」を発表

Microsoft、「Copilot for Gaming」を発表

　米Microsoftは3月13日（現地時間）、AI機能「Copilot」がゲームプレイを支援する「Copilot for Gaming」に関する情報を公開した。現在は開発中で、まだ使用はできない。

　「Copilot for Gaming」は、ゲームプレイ中に「Copilot」と会話し、ゲームの情報を得たり、アドバイスを聞けたりする機能。具体的な例として、FPS「Overwatch 2」と、サンドボックスゲーム「マインクラフト」において、どのように活用されるのかが動画で紹介されている。

　「Overwatch 2」では、敵にやられた時にどうすべきだったか、どんな状況だったのかなどを聞くと「Copilot」が適切に回答。「マインクラフト」では、初めてのプレイの際に何をすればいいのか、欲しいアイテムがどこにあるのかなどを「Copilot」に質問しながらプレイする様子が紹介された。まるでゲームに詳しい友達が横についてプレイしているかのようなイメージで、ユーザーがゲームについて質問している。

　本機能の開発にあたり、多くの開発会社と連携してさまざまなタイトルを試しているという。「Copilot」が提供する情報の精度については、『ゲームに関する情報はインターネットにあるが、必ずしも正確ではなく、また古い場合もある。ユーザーだけでなくクリエイターと連携する必要がある』としている。ゲームの補助機能ではあるが、ゲームデザインの考え方から変えてしまいそうな強力な機能だ。

　今後の展開としては、まずXbox Insiderで、プレビュー版をモバイル向けに提供する予定。モバイルを選んだのは、最も迅速にフィードバックを得られることと、ユーザーが複数のデバイスを使い分ける（スマートフォンとゲーム機など）のが当たり前になっていることを理由としている。