「Excel」＋「ユニバーサル プリント」で問題、印刷結果が出力されない

日本マイクロソフトのサポートブログ

　日本マイクロソフト（株）は3月14日、「Microsoft Excel」の印刷に問題が発生していることを明らかにした。セルの書式設定で塗りつぶしのパターンを指定している場合、ファイルを「ユニバーサル プリント」で印刷すると結果が出力されない場合があるという。

　「ユニバーサル プリント」は、同社が提供するクラウドベースの印刷ソリューション。これまでオンプレミスのプリントサーバーで管理していた印刷ジョブなどを、クラウドで行えるようにしたもので、「Microsoft 365 Enterprise E3/E5/F3」、「Windows 10/11 Enterprise E3/E5」、「Microsoft 365 Business Premium」などの商用サブスクリプションに含まれるほか、スタンドアロンでも提供されている。一般の家庭で使うことはない。

　同社は、新しい情報が得られ次第、公式ブログ記事に追記するとしている。当面の回避策としては、OS付属の「Microsoft Print to PDF」でいったんPDFファイルとして出力し、そのファイルを「ユニバーサル プリント」で印刷する方法が有効。「Excel」ファイルの内容を編集できる場合は、セルの書式設定で塗りつぶしパターンの設定を解除してもよい。

セルの書式設定で塗りつぶしパターンの設定を解除