AIエージェント「Claude Code」が利用過多で悲鳴、Pro/Maxプランに週ごとの制限を導入へ

Anthropicの公式「X」アカウントにおけるアナウンス

　米Anthropicは7月29日（日本時間）、コーディングエージェントツール「Claude Code」のPro/Maxプランに週ごとの利用制限を課す方針を明らかにした。とくにMaxプランで想定を大きく超える利用があるという。

　同社によると、「Claude Code」の熱狂的なファンのなかには「Claude Code」をバックグラウンドで24時間365日連続稼動させている人もいるという。同社はこうしたユースケースもサポートしたいとしているが、たとえば200米ドルのプランで数万米ドルものモデル使用量を消費してしまう例外的なケースには、サポートに非常なコストがかかる。

　また、ユーザーがアカウントを共有したり転売したりするケースも見られるとのこと。これはごく一部に過ぎず、利用ポリシー違反として適宜対処しているとのことだが、少なからず負担となっているようだ。

　こうした問題を解決するため、大多数のユーザーに影響を与えない範囲で利用制限が導入されるとのこと。これまでは5時間ごとの利用制限があったが、それに加えて週ごとの利用制限が8月28日より導入される。この影響を受けるのは、全加入者の5％未満にとどまるとみられている。もし利用制限を超えてしまっても、Maxプランであれば標準のAPIレートで追加の使用量を購入できるようにするとしている。