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「Google Meet」に会議中でも会議内容についてGeminiに質問できるAsk Gemini機能が発表

会議中の発言を要約して見逃した内容を確認することもできる

「Google Meet」に会議中でも会議内容についてGeminiに質問できるAsk Gemini機能が発表

 米Googleは9月17日(現地時間、以下同)、「Google Meet」の会議中でも会議内容についてGeminiに質問できるAsk Gemini in Meet機能を発表した。進行中の議論や誰かの発言を要約したり、重要なポイントや決定事項などを特定したりできる。

 「Ask Gemini in Meet」でのユーザーのやり取りと応答は、そのユーザーのみ閲覧できる。ミーティング終了後、キャプションやその他のミーティングデータは保存されず、記録を作成することはない。「Take Notes for Me」機能がONになっている場合には、ユーザーが遅れて参加しても見逃した内容を確認することが可能。

 回答には、ユーザーが表示権限を持つ「Google Workspace」のリソースや一般のWebサイトの情報が利用される。現在英語での会議のみに対応しているが、近々他の言語にも対応する予定。また、デスクトップのみで利用可能なほか、ブレイクアウトルームでは利用できない。そのほか、主催者は、会議前や会議中にAsk Gemini in Meetを無効にすることが可能だ。

 なお、同社はGeminiに関して、人に関するものも含めて間違いを犯す可能性があるため、ユーザーはその出力を確認する必要があるとしている。

主催者は会議前や会議中にGeminiを無効にすることができる

 現在、本機能は「Google Workspace」のBusiness Plusのユーザーのみ利用できる。2025年後半または2026年初頭にはEnterprise Standard/Enterprise Plus、その他のGoogle Workspaceのユーザーも利用可能になる予定としている。

 即時リリースドメインは9月29日から段階的に展開され、適用まで最大15日かかる。計画的リリースドメインの展開は10月に開始され同月17日までに完了することを同社は目標としている。