Adobe、2025年10月のセキュリティ情報 ～「Illustrator」などに致命的な脆弱性

同社が公開したセキュリティ情報

　米Adobeは10月14日（現地時間）、月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「Creative Cloud Desktop」や「Illustrator」など12製品が対象となっている（括弧内はCVEベースでの脆弱性の件数と最大深刻度）。

• APSB25-70：Adobe Connect（3件、Critical）
• APSB25-94：Adobe Commerce（5件、Critical）
• APSB25-95：Adobe Creative Cloud Desktop Application（1件、Important）
• APSB25-96：Adobe Bridge（2件、Critical）
• APSB25-97：Adobe Animate（4件、Critical）
• APSB25-98：Adobe Experience Manager Screens（3件、Important）
• APSB25-99：Substance 3D Viewer（4件、Critical）
• APSB25-100：Substance 3D Modeler（1件、Critical）
• APSB25-101：Adobe FrameMaker（2件、Critical）
• APSB25-102：Adobe Illustrator（2件、Critical）
• APSB25-103：Adobe Dimension（4件、Critical）
• APSB25-104：Substance 3D Stager（5件、Critical）

　パッチの適用優先度は「 Adobe Commerce」が「2」で、できるだけ早い（目安は30日以内）アップデートが必要。残りは「3」で、アップデートの実施が勧められているものの、いつ行うかは各自の判断にゆだねられている。

　なお、いずれの脆弱性も現時点では悪用の報告はないようだ。