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定番ライブ配信ツール「OBS Studio 33.0」が公開、CEFを大幅更新・プラグイン読み込みを刷新

RTX Spark搭載PCなどで「NVENC」が利用可能に

「OBS Studio」v33.0.0

 ライブ配信ソフト「OBS Studio」の最新版v33.0.0が、10月24日(日本時間)に公開された。「OBS Studio 32.0」に続くメジャーアップデートで、以下の新機能が追加されている。

  • 「CEF」を127から150へ更新(後述)
  • プラグインの読み込みを刷新(後述)
  • プレビューでのソースのスナップ動作を改善。直接接していないソースとも軸方向に位置をそろえられるようになり、視覚的なインジケーターも追加。非表示のソースにはスナップしなくなった
  • 数値を入力するスピンボックスの動作を改善。[Shift]キーを押しながら上下キーを押すと、複数ステップずつ値を増減できる
  • Arm64版で「NVENC」を有効化。「NVIDIA RTX Spark」など、対応するNVIDIA製GPUを搭載した環境でハードウェア支援エンコードが利用可能に
ソースをスナップさせると、新しいインジケーター(水色の線)が表示される

 「CEF」(Chromium Embedded Framework)は、「Microsoft Edge」や「Google Chrome」のベースにもなっている「Chromium」のブラウザーエンジンをデスクトップアプリに組み込む仕組み。「OBS」ではブラウザーソースやドックで活用されているが、それが2024年7月のリリースの「127」から2026年9月リリースの「150」へアップデートされた。表面上はわからないが、内部的には大きく改善されている。

 ただし、大幅なアップデートのためブラウザーソースで未知の問題が発生する可能性も否定できない。開発チームは、問題があれば報告してほしいとしている。

 プラグイン関連では、同梱のプラグインが「core」という新しいフォルダーにまとめられた。サードパーティ製プラグインのインストール先とフォルダー構成も変更されているので、プラグイン開発者は注意が必要だ。既存のサードパーティ製プラグインは当面、従来の場所からも読み込まれる。ただし、Windowsの「Program Files」配下にある旧形式のプラグインは「OBS Studio 34.0」以降、読み込まれなくなるため、対応が必要だ。

同梱のプラグインが「core」という新しいフォルダーに

 なお、本バージョンでは「Ubuntu 24.04」のサポートが打ち切られている。

 「OBS Studio」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のビデオ録画・生放送ツール(「OBS」は「Open Broadcaster Software」の略)。リアルタイムで映像・音声をキャプチャーし、ミキシングやフィルター、シーンの切り替えといった操作を行いながら、さまざまな動画・音声サービスへ配信することができる。また、強力なAPIを備えており、プラグインで機能を拡張し、ニーズに合わせてカスタマイズできる点も人気だ。

 対応OSはWindows/macOS/Linuxで、Windows版は64bit版のWindows 10/11で利用可能。「Windows on Arm」でもネイティブ動作する。ライセンスは「GPL-2.0」で、現在公式サイト「obsproject.com」から無償でダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。

ソフトウェア情報

「OBS Studio」
【著作権者】
OBS Project
【対応OS】
Windows/macOS/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
33.0.0(26/10/24)