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「Microsoft Access」でIEベースのWebブラウザーコントロールが廃止へ、2027年5月に

対象フォームは手作業で洗い出し。「Edge」版への置き換えを

同社のブログ

 米Microsoftは11月2日(現地時間、以下同)、データベースアプリ「Microsoft Access」で「Internet Explorer」(IE)ベースの従来型Webブラウザーコントロールを廃止する計画を明らかにした。2027年5月18日を目途に、「バージョン 2705」で廃止される予定。長期サポート版「Access LTSC 2024」でも、5月11日の廃止を予定しているとのこと。

 従来型のWebブラウザーコントロールが廃止されると、それを用いたフォームでWebコンテンツが読み込まれず、表示もされなくなる。「IE 11」のデスクトップアプリは2022年6月をもって原則サポートが打ち切られており、今回の廃止は「Access」のモダナイズの一環だという。

 [Access のオプション]には従来型のコントロールを自動で「Microsoft Edge」ベースのブラウザーコントロールとして読み込むオプションが用意されるが、既定では無効。そのため同社は、廃止予定日までに「Edge」ブラウザーコントロールへ移行しておくことを推奨している。

 ただし、影響を受けるフォームの特定は現在のところ手作業となる。各フォームをデザインビューで開き、従来型のWebブラウザーコントロールが使われていないか確認しなければならない。サブフォームとして使われているフォームも、忘れずに確認したい。

 既存のコントロールは、デザインビューで変換できる。手順は以下の通り。

  • データベースをバックアップする
  • ナビゲーションウィンドウで対象のフォームを右クリックし、デザインビューで開く
  • フォーム上の従来型Webブラウザーコントロールを選択する
  • 右クリックして[Change To]-[New browser control]を選ぶ
  • フォームを保存し、フォームビューで動作をテストする
デザインビューで、コントロールの右クリックメニューから変換できる(英語版の画面)

 なお、「Edge」ブラウザーコントロールは、従来型のコントロールの「Object」プロパティやMSHTMLオブジェクトモデルを公開していない。そのため、これらを利用するVBAコードがあれば書き直しが必要になる点にも注意したい。ページ内でのJavaScript実行には「ExecuteJavascript」、JavaScript式の値の取得には「RetrieveJavascriptValue」を利用する。そのほかにも、「IE」固有の挙動に依存するWebサイトやコンテンツ、サインインやリダイレクトといった認証・ナビゲーション、ローカルファイルの表示などもテストしておきたい。