NEWS(12/08/06 16:07)

Microsoft、セキュリティ分析ツール「Attack Surface Analyzer」v1.0を正式公開

システムの導入前と導入後の設定情報を比較し、潜在的な攻撃対象の変化を洗い出す

「Attack Surface Analyzer」v1.0.0.0で作成したレポート「Attack Surface Analyzer」v1.0.0.0で作成したレポート

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、「Attack Surface Analyzer」v1.0を正式公開した。Windows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012に対応するフリーソフトで、現在同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4が必要。

 「Attack Surface Analyzer」は、あるシステムの導入前と導入後のシステム設定を比較して、攻撃を受ける恐れのあるコンポーネント、モジュール、サービスなど(Attack Surface:攻撃面)を洗い出すツール。同社が製品を開発する際には、セキュリティ開発ライフサイクル(Security Development Lifecycle、SDL)の規定により、かならずこのような攻撃面の分析を行う必要がある。本ソフトはその補助ツールとして開発されており、実際に同社内部で利用されているという。

 利用するにはまず、システムの導入前と導入後にそれぞれスキャンを行ない、ユーザーアカウントやネットワーク、Windowsサービスなどに関する設定を収集する。収集された設定情報はCAB形式で圧縮・保存され、互いに比較することで攻撃面の変化に関するレポートを作成することが可能。ソフトウェア開発者やシステム管理者、セキュリティ専門家などに役立つだろう。

システムの導入前と導入後にそれぞれスキャンを行ない、ユーザーアカウントやネットワーク、Windowsサービスなどに関する設定を収集システムの導入前と導入後にそれぞれスキャンを行ない、ユーザーアカウントやネットワーク、Windowsサービスなどに関する設定を収集システムの導入前と導入後にそれぞれスキャンを行ない、ユーザーアカウントやネットワーク、Windowsサービスなどに関する設定を収集

収集された設定情報はCAB形式で圧縮・保存され、互いに比較することで攻撃面の変化に関するレポートを作成可能収集された設定情報はCAB形式で圧縮・保存され、互いに比較することで攻撃面の変化に関するレポートを作成可能収集された設定情報はCAB形式で圧縮・保存され、互いに比較することで攻撃面の変化に関するレポートを作成可能

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.0(12/08/02)

(柳 英俊)