ニュース
スタートアップ管理「Autoruns」をはじめとする“Sysinternals”ツールがアップデート
Windows 10対応がメイン、「BgInfo」では高DPI環境への対応も
(2015/10/27 15:00)
米Microsoft Corporationは26日(現地時間)、スタートアッププログラムを管理するツール「Autoruns for Windows」の最新版v13.5を公開した。Windows XP以降のクライアントOSおよびWindows Server 2003以降のサーバーOSに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Autoruns」は、Microsoftの一部門である“Windows Sysinternals”が開発したスタートアップ管理ツール。Windowsの起動時に不審なプログラムが実行されていないかをチェックし、場合によってはスタートアップ実行を無効化するためのツールだ。Google検索やウイルスチェックサービス“VirusTotal”などが統合されており、発見されたプログラムの詳細を手軽に調査することができる。
今回のアップデートでは、32bit版の「Microsoft Office」アドインとフォントドライバーを新たにサポート。それぞれ[Office]タブと[Drivers]タブで閲覧できるようになった。また、“VirusTotal”へファイルイメージを再提出してスキャンし直す機能が追加された。
そのほかにも、ファイルのデジタル署名をチェックするためのコマンドラインツール「Sigcheck」v2.30、物理メモリの割り当て状況を分析するユーティリティ「RAMMap」v1.4、システム情報をデスクトップ壁紙として表示する「BgInfo」v4.21、システムモニター「Sysmon」v3.11、LDAPプロトコルのリアルタイム監視ツール「ADInsight」v1.2といった“Sysinternals”ツールが同日付けでリリースされている。変更点はWindows 10対応が主で、「BgInfo」では高DPI環境への対応なども行われている。
ソフトウェア情報
- 「Autoruns for Windows」
- 【著作権者】
- Mark Russinovich 氏、Bryce Cogswell 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 13.5(15/10/26)