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スタートアップ管理「Autoruns」をはじめとする“Sysinternals”ツールがアップデート

Windows 10対応がメイン、「BgInfo」では高DPI環境への対応も

「Autoruns for Windows」v13.5

 米Microsoft Corporationは26日(現地時間)、スタートアッププログラムを管理するツール「Autoruns for Windows」の最新版v13.5を公開した。Windows XP以降のクライアントOSおよびWindows Server 2003以降のサーバーOSに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Autoruns」は、Microsoftの一部門である“Windows Sysinternals”が開発したスタートアップ管理ツール。Windowsの起動時に不審なプログラムが実行されていないかをチェックし、場合によってはスタートアップ実行を無効化するためのツールだ。Google検索やウイルスチェックサービス“VirusTotal”などが統合されており、発見されたプログラムの詳細を手軽に調査することができる。

 今回のアップデートでは、32bit版の「Microsoft Office」アドインとフォントドライバーを新たにサポート。それぞれ[Office]タブと[Drivers]タブで閲覧できるようになった。また、“VirusTotal”へファイルイメージを再提出してスキャンし直す機能が追加された。

 そのほかにも、ファイルのデジタル署名をチェックするためのコマンドラインツール「Sigcheck」v2.30、物理メモリの割り当て状況を分析するユーティリティ「RAMMap」v1.4、システム情報をデスクトップ壁紙として表示する「BgInfo」v4.21、システムモニター「Sysmon」v3.11、LDAPプロトコルのリアルタイム監視ツール「ADInsight」v1.2といった“Sysinternals”ツールが同日付けでリリースされている。変更点はWindows 10対応が主で、「BgInfo」では高DPI環境への対応なども行われている。

ソフトウェア情報

「Autoruns for Windows」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏、Bryce Cogswell 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
13.5(15/10/26)

(樽井 秀人)